2017-01-01から1年間の記事一覧

戌年

[エッセイ 478] 戌年 今年は、十干十二支(じゅっかんじゅうにし)、略して干支(えと)の「戊戌(つちのえいぬ)」年にあたる。最初の甲子(きのえね)から数えると、35番目ということになる。ちなみに、十干十二支とは十干と十二支を組み合わせた全部…

遅い夜明け

[風を感じ、ときを想う日記](828)12/29 遅い夜明け 一週間前に冬至が過ぎて、日暮れが少し遅くなったような気がする。確かに、一番早かった12月上旬に比べれば8分ばかり、冬至のときからでも4分ばかり遅くなっている。このところの晴天続き…

今年の冬至

[風を感じ、ときを想う日記](827)12/23 今年の冬至 昨日は冬至だった。冬至について、神宮館の暦の本では次のように説明されている。冬至とは、旧暦十一月子(ね)の月の中気で、新暦十二月二十二日ごろです。この日北半球では太陽の高さが一年…

公園の掃除

[風を感じ、ときを想う日記](826)12/17 公園の掃除 私たちの町内には、その中心にこぢんまりとした公園がある。およそ1千坪ほどの小規模なものだ。それでも、砂場や滑り台、あるいはブランコといった子供向けの遊具は一通り備えられている。そ…

リンゴ

[エッセイ 477] リンゴ わが家の朝食には、必ず果物のお供がついてくる。秋から春先にかけては、リンゴがその大役を担う。あのかおり豊かな甘酸っぱい味は、一日のスタートに欠かすことのできない逸品である。 リンゴの、あの鮮やかな紅色の、くるりとし…

老老忘年会

[風を感じ、ときを想う日記](825)12/11 老々忘年会 先週は二つの忘年会があった。いずれも老老同士の集まりではあるが、いたわりあいの会と呼ぶにはちょっと元気がありすぎる。 一つは、グラウンド・ゴルフの競技大会の表彰式を兼ねた集まりであ…

十二月の風

[風を感じ、ときを想う日記](824)12/10 十二月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・第九を聴かないと年が越せない、などというのが最近の年末の風潮のようです。ところが、その曲と年の瀬を結びつ…

ジャズ

[エッセイ 476] ジャズ 先日、近所の公民館ホールでジャズコンサートが開かれるというので出かけてみた。ヴァイオリン、ギター、それにベースの3人編成の楽団で演奏されたのが6曲、ピアノの独奏が8曲、最後に4人のジョイントセッションが2曲だった。…

長瀞の紅葉

[エッセイ 475] 長瀞の紅葉 先週のことである。お天気も安定し、秋も深まってきたので、明日あたり大山にでも紅葉見物に行ってみるかと思っていた。そんなとき、NHKニュースで埼玉県の長瀞の紅葉が取り上げられた。「月の石もみじ公園」というところの、…

十一月の風

[風を感じ、ときを想う日記](823)11/21 十一月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・今年11月の酉の日は、6日、18日、そして30日の3回あります。酉の日というと酉の市ですが、元は日本武尊が東征の…

ゆば

[エッセイ 474] ゆば 関西地方に住む親戚の方から、生のゆばを送っていただいた。製造元は京都の有名な老舗だった。ゆばについては、それなりの知識は持っているつもりだった。しかし、よく考えてみると、普段まったくお目に掛かったことのない食品である…

G・G広域交流大会

[風を感じ、ときを想う日記](822)11/10 グラウンド.ゴルフ 広域交流大会 昨日は、平成29年度湘南ブロック老人クラブ連合会スポーツ交流・グラウンド・ゴルフ大会という大会に参加した。大会の幹事役と会場は持ち回りで、今年度は秦野市の番だ…

十三夜

[風を感じ、ときを想う日記](821)11/2 十三夜 昨夜は十三夜、久しぶりにお目にかかることのできる美しいお月さまだった。♪岸の柳の行きずりに ふと見合わせる顔と顔 ・・・ 青い月夜の 十三夜♪こんな歌が、つい口をついて出てくる。年齢など隠し…

三曲歌ざんまい

[風を感じ、ときを想う日記](820)10/31 三曲歌ざんまい 表題でいう三曲とは、箏曲(そうきょく)といわれる箏(こと)、地歌(じうた)といわれる三味線、そして尺八(しゃくはち)または胡弓(こきゅう)、この和楽器による三つの音楽を総称し…

東京東和町人会 '17

[風を感じ、ときを想う日記](819)10/22 東京東和町人会 ’17 この同郷人の会の総会は、今年で45回目を迎える。会の役員は、昨年の総会で大幅に若返り、今回から新体制で望むことになっている。そんな節目に当たることから、記憶に残るような集…

[エッセイ 473] 梨 今朝も、朝食のお供にはナシが添えられた。白い果肉、透き通った甘い果汁、目覚めの食卓を飾るに相応しいみずみずしさである。昔は、あのザラザラとした砂をかむような食感にいまひとつなじめなかった。ところが、品種改良の進んだ昨今…

十月の風

[風を感じ、ときを想う日記](818)10/17 十月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・リーリーリーリーと涼しげな声がします。どうやらエンマコウロギの独唱が始まったようです。そういえば、チンチロ…

奉納演奏会in江の島

[風を感じ、ときを想う日記](817)10/12 奉納演奏会in江の島 江の島の辺津宮で和楽器の演奏会があると聞き出かけてみた。なんでも、今年は箏曲・山田流の開祖・山田検校の生誕260年、200回忌にあたることから、検校にゆかりの深い江の島で…

キンモクセイの二度咲き

[風を感じ、ときを想う日記](816)10/8 キンモクセイの二度咲き いま、わが家のキンモクセイが控えめに花をつけている。わが家だけかと思ったら、お隣も同じような花の付け方をしている。彼岸のころ少し咲いていたので今年は二度目の開花というこ…

’17 十五夜

[風を感じ、ときを想う日記](815)10/5 ’17 十五夜 昨夜は十五夜、中秋の名月のはずだった。しかし、空は厚い雲に覆われ、それを楽しむことはできなかった。ただ、昨日は旧暦の十五日だが、月齢における「望」は6日の午前3時40分となっており…

’17 高校同窓会

[風を感じ、ときを想う日記](814)10/2 '17高校同窓会 先週土曜日、高校の同窓会が新宿のホテル京王プラザで開かれた。参加者は、関東地区の在住者を中心に、郷里からのゲストも加えるとちょうど60名だった。このような会合の規模としてはほどよ…

市民まつり大パレード

[風を感じ、ときを想う日記](813)9/26 市民まつり大パレード 当市の市民まつりは、週末の土日に藤沢市内3つのエリアで大々的に繰り広げられた。さいわい、天候に恵まれ、市民43万人の大半が繰り出したのではないかと思われるような大変な賑わ…

小出川の彼岸花

[風を感じ、ときを想う日記](812)9/22 小出川の彼岸花 一週間以上も前のことである。日高市の、巾着田の彼岸花が満開になったというテレビニュースが流されていた。それにしては早すぎる。彼岸まで、まだ十日もあるというのに、なにかの間違いで…

敬老の日を祝う会’17

[風を感じ、ときを想う日](811)9/18 敬老の日を祝う会‘17 台風一過の秋晴れに恵まれたが、最高気温は30度超えが予想され、とてもお洒落などしていける状況ではなかった。結局、近所を散歩するときと同じポロシャツ一枚で出かけることになった。…

冷凍食品の半額セール

[エッセイ 472] 冷凍食品の半額セール 「日曜日は冷凍食品半額セールの日」などと呼ばれて、冷凍ショーケースの前は人だかりが絶えない。水曜日には、卵98円の日として朝から店先に長蛇の列ができる。この日は、近所のスーパーだけでなく、市内の多くの…

九月の風

[風を感じ、ときを想う日記](810)9/9 九月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・9月9日は重陽(ちょうよう)の節句、別名菊の節句です。古来より、奇数は陽であり、めでたい数字とされています。そ…

白露

[風を感じ、ときを想う日記](809)9/7 白露 今日、9月7日とこれからの半月間は、二十四節気でいう白露にあたる。ちなみに、今日の日柄は大安でもある。白露というのは、大気が冷えて草花に朝露がつくようになる時節のことをいうそうだ。ものの本…

ゴキブリ

[エッセイ 471] ゴキブリ もう10年くらい前になるだろうか、わが家に初めてゴキブリが1匹現れた。家を新築して以来およそ四半世紀ぶりのことである。さいわい、そのゴキブリはすぐ退治することができたが、1匹見つかれば10匹はいるはずだと大騒ぎに…

真夏の長雨

[エッセイ 470] 真夏の長雨 8月に入って3週間、カラスの鳴かない日はあっても雨の降らない日は一日もなかった。今年はカラ梅雨で水不足が心配されていた。しかし、本当の夏になってからは、一転して水余り現象が続いている。かくして、水は余るどころか…

皇大神宮の人形山車

[風を感じ、ときを想う日記](808)8/18 皇大神宮の人形山車 市内にある皇大神宮の例大祭を覗いてみた。毎年一月には、七福神巡りで境内の一角にある恵比須様を訪れるため、この神社にももちろんお参りしている。しかし、どんな交通手段を使っても…