2015-01-01から1年間の記事一覧

猫除け網

[エッセイ 431] 猫除け網 野良猫の所業には以前から手を焼いている。とくに、車の被害と家まわりへの糞尿には苦々しい思いをさせられてきた。車については、ボンネットや屋根に上がって寝そべるらしく、彼らが去った後には多数の足跡と無数の毛が残されて…

町内の芋煮会

[風を感じ、ときを想う日記](730)12/20 町内の芋煮会 町内の緑の広場は、毎週水曜日と土曜日はグラウンド・ゴルフのために使わせてもらっている。しかし、昨日の土曜日は、町内の人たちに広く利用してもらうことになった。自治会主催の芋煮会が予…

ゆうゆうクラブの忘年会

[風を感じ、ときを想う日記](729)12/14 ゆうゆうクラブの忘年会 わが「ゆうゆうクラブ」の年中行事の一つに年末の忘年会がある。リタイアした人たちの集まりなので、年を忘れなければならないものなどなにもないはずだが、それでも一つの区切りと…

十二月の光

[風を感じ、ときを想う日記](728)12/7 十二月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・枯れ葉がから風に舞う季節になりました。私たちの子供の頃は、その落ち葉焚きの火を囲んで、シモヤケのかゆみに耐え…

[エッセイ 430] 柿 この季節になると、葉っぱが落ちて素っ裸になった枝に、朱色の実が鈴なりにぶら下がっている。柿の木は、山間地や田園地帯はもちろん住宅街でも、秋にはなくてはならない日本の原風景といえよう。柿はカキノキ科カキノキ属の落葉高木、…

湯水混合栓の水漏れ

[エッセイ 429] 湯水混合栓の水漏れ わが家の浴室に設置されているシャワーのついた湯水混合栓は、気にならない程度ではあるが少し水漏れしているようだった。試しに、蛇口の下に手桶を置いてみると、一晩で半分近く溜まっていた。およそ10年前に、近所…

第132回大島郡人会

[風を感じ、ときを想う日記](727)11/21 第132回大島郡人会 場所が変われば、雰囲気はがらりと変わる。幹事が変われば、進め方もずいぶん違ったものになる。わが東京大島郡人会は、山口県大島郡の旧4町の同郷人会が3年毎の持ち回りで幹事役を務め…

十一月の光

[風を感じ、ときを想う日記](726)11/13 十一月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・秋を代表する花、菊がいま見事に花開いています。日本の象徴である天皇家の御紋はその菊の花です。そういえば、パ…

旭水会‘15

[風を感じ、ときを想う日記](725)11/10 旭水会‘15 昨日は、年一回の会社OB会に参加した。旭水会と呼ばれているこの会は、現役時代それなりに活躍した人たちの集まりである。 ただ、一昔前とは事情が一変している。母体となる企業が、8年前に…

雨の立冬

[風を感じ、ときを想う日記](724)11/8 雨の立冬 朝からしとしとと雨が降り続いている。まるで秋雨のようだといいたいが、暦の上では今日から冬、まるで氷雨のようだと形容すべきかも知れない。わが家の庭のハナミズキは、残り少なくなった葉っぱを…

ザルギク

[風を感じ、ときを想う日記](723)11/4 ザルギク 10月も終わりに近いある日、川沿いの花畑で小さな菊の花を見つけた。コスモスもあらかた終わり、秋の花の端境期に入ったところなので、この日は新たな希望に遭遇した思いであった。 そういえば、毎…

ハロウィン

[エッセイ 428] ハロウィン この1ヵ月、お店と名のつくところならどこでも、「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるカボチャの飾りが見られた。渋谷では、この夜に備えてDJポリスが待機し、公園には着替えの施設まで用意されるという。ハロウィンは、…

十三夜の邦楽の夕べ

[風を感じ、ときを想う日記](722)10/26 十三夜の邦楽の夕べ 昨夜は十三夜、円に近いお月さまが早い時間から東の空で輝いていた。旧暦八月十五日の中秋の名月を楽しんだ人は、九月十三日の十三夜も愛でなければならないという。なんでも、片見月は…

高齢者スポーツ大会

[風を感じ、ときを想う日記](721)10/23 高齢者スポーツ大会 昨日は、市と市の老人クラブ連合会共催による、高齢者スポーツ大会に参加した。競技種目は、高齢者が得意とするグラウンドゴルフとゲートボールだった。私は、250人がエントリーした…

東京東和町人会総会

[風を感じ、ときを想う日記](720)10/19 東京東和町人会総会 ぐずついた空模様は、三日目の昨日になってやっと秋らしい高い碧い空へと変わっていった。まるで、私たちの年次総会を祝福してくれているようでもあった。今年の東京東和町人会総会はそ…

馬入川のコスモス

[風を感じ、ときを想う日記](719)10/17 馬入川のコスモス コスモスの季節になっても、今年はあまりきれいな花には巡り合うことができなかった。花はぼつぼつ終りに近く、今年はだめかもしれないとあきらめかけていた。そんな折、新聞に折り込まれ…

十月の光

[風を感じ、ときを想う日記](718)10/12 十月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・見るからに柔らかそうな繊細な葉っぱ、優しそうな八枚の舌状の花びら。一本一本、一葉一葉手にとってみても、心のぬ…

富岡製糸場見学ツアー

[エッセイ 427] 富岡製糸場見学ツアー わが町内の自治会は、毎年秋に日帰りのバス旅行を行っている。毎回、バスの定員いっぱいの50名弱がそれに参加している。昨年の行先は東京スカイツリーだったが、今年は富岡製糸場になるだろうと予想されていた。富…

スーパームーン

[エッセイ 426] スーパームーン 昨、9月28日夜の月は十六夜に当たっていた。“いざよい”とは、十五夜の名月が曇天で十分楽しむことができなかったときの予備日として、とくにそう呼ばれるようになったものである。ところが、昨夜の月は“予備の月”どころ…

お神輿のパレード

[風を感じ、ときを想う日記](717)9/27 お神輿のパレード お神輿のパレードを見てきた。例年、市民祭りの一環として行われるものである。街頭パレードはお神輿だけではない。きやり、お囃子、民謡踊り、音楽隊、山車、そして最後に登場するのがお神…

キンモクセイの季節

[風を感じ、ときを想う日記](716)9/26 キンモクセイの季節 はっ、と思って足を止め、鼻をぴくぴくさせながらあたりを見回す。その存在が確認できると、安心してまた歩き出す。ここ数日の、私のご近所での挙動である。“挙動”というと、すぐ“不審”と…

白いヒガンバナ

[風を感じ、ときを想う日記](715)9/18 白いヒガンバナ ヒガンバナを見かけたのは今週初めのことである。いつもの場所にいつものように咲いていた。しかし、開花時期はずいぶん早い。その時点で、彼岸までまだ十日もあったのに。これも気候のせいだ…

九月の光

[風を感じ、ときを想う日記](714)9/11 九月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・立春から数えて210日目は、とくに二百十日と呼ばれています。台風襲来の確率が最も高い日とされ、それへの備えと注…

ガスコンロの買い替え

[風を感じ、ときを想う日記](713)9/5 ガスコンロの買い替え 台所のガスコンロを買い替えた。我が家で使っているキッチンセットは、システムキッチンが普及し始める直前の、セクショナルキッチンと呼ばれるキッチンセットである。流し台、調理台、コ…

町内の納涼祭

[風を感じ、ときを想う日記](712)8/30 町内の納涼祭 昨日は、町内で年一回の納涼祭が行われた。自治会有志によるまったくの手作りのお祭りである。中央の小さな公園にテントが数張り置かれ、各種模擬店と輪投げゲームが準備された。よさこい踊り、…

自動車保険の更改

[風を感じ、ときを想う日記](711)8/22 自動車保険の更改 自動車保険の更新時期がきた。代理店から意向を聞かれたので、「従来どおりでお願いします」と返事しておいた。数日後、確認の書類が届いた。 なんだか保険料が高くなったような気がしたので…

新世代のふるさと

[風を感じ、ときを想う日記](710)8/17 新世代のふるさと お盆の間、近所のスーパーは普段より混み合っていた。客層も、ジジ、ババと若夫婦、それに子供若干名といったグループが目についた。いつもは、ババ一人で出かけることが多いのだから、様相…

ラジオ電話インタビュー

[風を感じ、ときを想う日記](709)8/12 ラジオ電話インタビュー 先日、ふるさと山口県の民放・山口放送ラジオ局からインタビューの申し入れがあった。県外で活動している同県出身者に電話で話を聞き、生放送で県内に流したいというものだった。テレ…

八月の光

[風を感じ、ときを想う日記](708)8/9 八月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・ヒマワリは、お日さまの動きにあわせて向きを変えるので、そう呼ばれるようになったといわれています。たしかに、朝は東…

俄かブランデー党

[エッセイ 425] 俄かブランデー党 NHKの朝ドラ「マッサン」に刺激されて、俄かウイスキー党に転向して以来10カ月になる。家内に、粗大ごみ置き場と揶揄されていた食器戸棚も、努力の甲斐あってその空間はずいぶん広くなってきた。まだ4本ほど残って…