2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アオイ科

[風を感じ、ときを想う日記](112)8/31 アオイ科 5枚の大きな花びら。その中心から突き出るブラシのような花芯。多少の例外はあるが、アオイ科の花に共通した装いである。 そんな個性的な花が、梅雨から秋口まで入れ替わり立ち代り私たちを楽しませ…

コウノトリ

[エッセイ 181](新作) コウノトリ 先月末、野生として巣立っていったコウノトリの幼鳥が元気に育っているという。あれから3週間あまり、足輪をつけるために一時的に捕獲された。体重は4、25キログラム、多少成長が遅れているようだが健康に問題はな…

KITAKOの優勝

[風を感じ、ときを想う日記](111)8/22 KITAKOの優勝 4点差を追う8回、ヒット2本と四球をつないでついに満塁となった。次の打者は四球を選んで押し出しの1点。なおも満塁、ここでホームランが出れば逆転となる。根性もののドラマならいざ知らず…

送り火

[エッセイ 180](新作) 送り火 午後8時、リーダーの合図で75個所の火床に一斉に火が点けられた。暗闇の山肌に「大」の字が浮かびあがる。大の字の「ノ」の部分は火床の数が29個所、長さは160メートルもあるという。 送り盆の16日、NHKスペシャ…

お盆の里帰り

[風を感じ、ときを想う日記](110)8/16 お盆の里帰り 足掛け5日間、お盆で里帰りした。1年に4~5回は里帰りしているが、お盆の時が一番あわただしい。その忙しさに輪をかけるのが雑草とりである。 1日2~3時間ずつ、猛暑の中を足掛け3日間も…

江ノ島の二尺玉

[風を感じ、ときを想う日記](109)8/8 江ノ島の二尺玉 昨夜、江ノ島の花火を見にいった。 開始時刻は7時15分ということだったので、それに間に合うよう小田急に乗りこんだ。車内は、ゆかたがけの若者たちであふれかえっていた。 片瀬江ノ島の駅を…

大間のマグロ

[エッセイ 179](新作) 大間のマグロ 一人の老漁師がいた。これまで1匹の魚も釣れない日が84日間も続いていた。85日目に、老人はまだ行ったことのない遠い海に漕ぎ出していった。昼ごろ、1匹の巨大なカジキマグロが針にかかった。老人とカジキは3…

橋の崩落

[風を感じ、ときを想う日記](108)8/3 橋の崩落 昨日、アメリカのミシシッピ川にかかる高速道路の橋が一瞬にして崩落した。夕方のラッシュ時であったため、事故に巻き込まれた車両は約50台に上り、数十台が水没したままになっている。犠牲者も多数…