2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ごあいさつにきました

[風を感じ、ときを想う日記](1133)8/31 ごあいさつにきました 昨日、昼下がりのことだった。玄関の戸を、ドンドンと手で叩く音がした。誰か男の人が、玄関ドアのすぐ外でなにかを叫んでいるようだった。インターフォンを取り上げ、「ハーイッ」…

地中の生きもの・セミ

[エッセイ 639] 地中の生きもの・セミ 強い日射しとともに激しく降り注ぐセミしぐれ、あの強烈なエネルギーはどこから来ているのだろう。セミはどうしてそこまで生き急ぐのだろう。そんな素朴な疑問に背中を押され、あらためて昆虫図鑑を開いてみた。太…

処暑

[風を感じ、ときを想う日記](1132)8/23 処暑 今日、そしてこれからの2週間は、二十四節気でいう「処暑」にあたる。解説の本を開いてみたら、厳しい暑さを越したころ。朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてくる。暑さが和らぎ、穀…

カンコロ

[エッセイ 638] カンコロ はったい粉について書いているうちに、カンコロはもっと身近にあったと思うようになった。カンコロとは西日本の方言で、サツマイモを薄く切って天日干ししたものをいう。わがふる里では、それを粉にして蒸し団子の材料として利…

お盆

[風を感じ、ときを想う日記](1131)8/16 お盆 わが家では、お盆の墓参りは8月13日に行うことにしていた。ところが、この日は台風が関東地方を直撃すると予報されていた。なにもそんな日に出かけることもない。せっかくお供えした花だってすぐ…

山の日

[エッセイ 637] 山の日 昨日、8月11日は山の日だった。いわれてみればそうだったかと気がつくが、なにかいま一つぴんとこない。“夏と海の日”ならなるほどと思うが、“夏と山の日”ではどうもしっくりとこない。さらに、この日が月遅れのお盆の直前とい…

スズメバチ

[エッセイ 636] スズメバチ うだるような暑い日だった。朝ドラが終わる頃には、かねてお願いしていた植木屋が庭木の剪定にきてくれた。私は、「ちょっと出かけてくるのでよろしくね!」といって、恒例のクラブ活動に出かけていった。2時間ばかりして帰…

八月の風

[風を感じ、ときを想う日記](1130)8/5 八月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・サルスベリの花は、樹木に花のほとんど見られなくなる夏の間、夾竹桃(キョウチクトウ)の花とともに暑さにうだる私…

セミしぐれ

[風を感じ、ときを想う日記](1129)8/2 セミしぐれ 変異型の梅雨が明け、本格的な夏が到来してからというもの、最高気温は毎日のように更新されている。今日の最高は、熊谷の41度と予報されていた。こんなに暑くなったら、汗をかく“力仕事”は朝…