2016-01-01から1年間の記事一覧

酉年

[エッセイ 453] 酉年 来年の干支は、十二支の10番目に当たる酉(とり)である。60年に一度回ってくる十干と十二支の組み合わせでいうと、34番目の「丁酉」(ひのととり)にあたる。酉は、口の細い酒つぼをイメージしたもので、本来の読みは「ゆう」…

鳥インフルエンザ

[エッセイ 452] 鳥インフルエンザ 来年は12年ぶりの酉年だというのに、鶏たちはその直前になって鳥インフルエンザによる危急存亡の危機に直面している。過去何度もそのような事態に遭遇してきたが、その都度多大な犠牲を払いながらもそれを乗り越えてき…

十二月の風

[風を感じ、ときを想う日記](776)12/9 十二月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・夏至を過ぎると、少しずつ日足が短くなり、やがてその最短日である冬至に至ります。 「冬至冬中冬はじめ」。今年も…

運転免許・高齢者講習

[風を感じ、ときを想う日記](775)12/2 運転免許・高齢者講習 近所の自動車学校で、運転免許更新の前提条件となる「講習予備検査・高齢者講習」を受けた。その内容は、講習予備検査(認知機能検査)、運転適性検査、視野適性検査、それに運転実技指…

老人クラブのバスツアー

[風を感じ、ときを想う日記](774)11/24 老人クラブのバスツアー 町内の老人クラブでは、近県の有名神社と名所を巡る初詣バスツアーを毎年行ってきた。今年の1月は、箱根神社と三嶋大社を巡る予定だった。ところが、当日は大雪となったので、急遽…

東京大島郡人会’16

[風を感じ、ときを想う日記](773)11/20 東京大島郡人会‘16 昨・土曜日、今年で133回目となる東京大島郡人会の年次総会に出席した。発足当初、年2回集まったことが何回かあったそうで、数えて133年目となったわけではないが、100年を超え…

パソコンの買い換え

[風を感じ、ときを想う日記](772)11/18 パソコンの買い換え 基本ソフト・Windows 10を搭載した新しいパソコンを購入した。いままで使っていたWindows Vista搭載の機種が限界を迎えたと判断したためだ。 作動スピードが極端に落ちた。フリーズがし…

十一月の風

風を感じ、ときを想う日記(771)11/11 十一月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・からっ風とともにインフルエンザの季節がやってきます。あれに感染すると、1日から3日の潜伏期間を経て発症し、悪…

ナツメ

[エッセイ 451] ナツメ 外出から帰宅すると、家内が「ご近所の方からナツメをいただいたよ」と台所から紙包みもってきた。「ナツメ」と聞いても、なんのことかすぐには理解できず、抹茶を入れる茶器くらいしか思い浮かべることができなかった。 その紙包みに…

20周年祝賀会

[エッセイ 450] 20年周年祝賀会 若者たちが、ハロウィンの準備にうつつを抜かしているころ、私たち高齢者は、自分たちなりのパーティーの在り方を模索していた。私たちのグラウンド・ゴルフのサークルは、創立から20年の節目を迎えていた。なにか記憶…

G・G大会3連チャン

[風を感じ、ときを想う日記](770)10/23 G・G大会3連チャン 秋は、いろいろな催しものが重なることが多い。今回は、グラウンド・ゴルフの大会が3つ連なった。先日の水曜日は、私の所属するクラブの秋季大会だった。その翌日、木曜日には市の老人…

東京東和町人会’16

[風を感じ、ときを想う日記](769)10/17 東京東和町人会‘16 今年の東京東和町人会総会は、15日の土曜日、いつもの築地本願寺の講堂で開かれた。この日は、「大安」にあたり、旧暦では9月15日で、ちょうど満月の日にも当たっていた。やっと本…

雨中のゴルフコンペ

[風を感じ、ときを想う日記](768)10/11 雨中のゴルフコンペ 毎月開いている高校同窓生によるゴルフコンペは、今回で152回目になる。その歴史の長さだけでも十分尊敬に値する。しかし、私はこの春をもって卒業させてもらっていた。その会場とな…

十月のかおり

[風を感じ、ときを想う日記](767)10/8 十月のかおり 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・夕日にきらめく赤とんぼたちの群舞を目にすると、誰もが♪夕焼け小焼けの赤とんぼ・・♪、とアキアカネの歌を口ずさ…

花二題

[風を感じ、ときを想う日記](766)9/29 花二題 今年は雨にたたられ、行事まで重なって、なかなかそこまで足を運ぶことはできなかった。その名所に行くことができたのは、彼岸の中日から5日も過ぎた一昨日のことだった。それでも、期待のヒガンバナ…

市民祭りのパレード

[風を感じ、ときを想う日記](765)9/26 市民祭りのパレード 今年の秋雨はことのほかしぶとかった。「邦楽の夕べ」の日はもとより、その後の敬老の日などの大事な行事はすべて雨にたたられた。一昨日の土曜日に出かけた高校同窓会の集いも、雨の中で…

十五夜の邦楽の夕べ

[風を感じ、ときを想う日記](764)9/17 十五夜の邦楽の夕べ 十五夜の邦楽の夕べを近くの白旗神社で楽しんだ。去年は、旧暦9月の十三夜の夜だったが、今年は1カ月早い中秋の名月のもとでの演奏会となった。去年の、あの冷えびえとした夜気の中では…

九月のかおり

[風を感じ、ときを想う日記](763)9/11 九月のかおり 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・昼間が短くなって夜の長さに並ぶころ、地中から茎が伸びてその先端に真っ赤な花を咲かせます。彼岸花とも呼ばれ…

秋の曲がり角の四日間

風を感じ、ときを想う日記(762)9/8 秋の曲がり角の四日間 昨日7日は、二十四節季でいう白露にあたっていた。立秋を過ぎ、処暑も過ぎて、まるまる二節季分も通り過ぎていったのに、暑さは夏の盛りのままである。やはり、実質的な“処暑”は“暑さ寒さも…

住宅建設の槌音

[エッセイ 449] 住宅建設の槌音 今日も、大工さんの打ち付ける金槌の音がにぎやかに伝わってくる。我が家からその建設現場までは、地形の関係から大きく迂回しなければならないが、直線距離にすればわずか5~60メートルしかない。間に民家が2軒あるだ…

台風三兄弟

[風を感じ、ときを想う日記](761)8/27 台風三兄弟 先週の末には、3つの台風が相次いで発生した。9号、10号そして11号である。東日本の南方海上で生まれた台風三兄弟は、3つの渦が追いかけっこをしているような巴模様を描いていた。まった…

薪能

[エッセイ 448] 薪能 重病で苦しんでいる源頼光の館に怪しげな僧が現れ、クモの巣糸で彼に襲いかかってきた。その僧は、実はクモの化身であった。頼光の反撃にあった僧は、足に傷を負いながら棲みかへと逃げ帰っていった。頼光の意を受けた追手は、血痕を…

ヒマワリの首振り

[エッセイ 447] ヒマワリの首振り 花の少なくなった夏・真っ盛り、ヒマワリだけは燦然と輝いて私たちを元気づけてくれる。あの黄色い大きな花は、一つの花のように見えるが、実は多数の花が集まって一つの花の形を形成している。外側の、花びらをつけた花…

八月のかおり

[風を感じ、ときを想う日記](760)8/7 八月のかおり 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・いま、各地で花火大会が花盛りです。つい先日も、隅田川の花火大会がにぎやかに開催されていました。両国の川開き…

カンテムス少女合唱団

[風を感じ、ときを想う日記](759)8/2 カンテムス少女合唱団 ハンガリーに、12~14歳の少女三十数名で構成する国際レベルの合唱団がある。同国北東部の県都、ニーレジハーザ市のコダーイ音楽小学校で生まれた合唱団だそうだ。1992年以来毎…

竿燈が初登場

[風を感じ、ときを想う日記](758)8/1 竿燈が初登場 土用丑の日に当たる7月最後の土曜日の夜、「藤沢宿・遊行の盆」という盆踊大会を見物に行った。「盆踊りのふるさと」を自認する藤沢が、全国の有名盆踊りグループを招いて3日間にわたって繰り…

キュウリの栽培

[エッセイ 446] キュウリの栽培 ご近所の方からキュウリの苗を1本いただいた。その方の、知り合いの農家から3本もらったので、そのお裾分けだという。梅雨が始まってまもなくのころだった。さいわい、一番大きな植木鉢が1個空いていた。それまで植えて…

ラテン音楽

[エッセイ 445] ラテン音楽 キューバがアメリカとの国交を回復し、国際社会へと再びデビューしようとしている。一方、ブラジルには、リオ・オリンピックを直前に控え、世界中から注目が集まっている。そんなことから、これから先世界各地でちょっとした中…

梅雨明け間近

[風を感じ、ときを想う日記](757)7/19 梅雨明け間近 昨日は、この近辺ではまれにみる暑さだった。「藤沢市では33度にも達しました」。昼前の天気予報ではこんなコメントが流された。いつもは内陸部の温度と暑さぶりが報道されるのに、この日の…

ハス

[エッセイ 444] ハス 久しぶりにハス(蓮)の花を見物した。もう何年も見たことがないのに、なぜかあまりそんなふうには感じられなかった。おそらく、ハスという植物が、日本人の日常生活に深く根ざし、身近な存在になっているためであろう。 中国には、…