2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

[エッセイ 70](既発表 2年前の作品) 蝉 わが家でも、セミの抜け殻が庭木いっぱいにしがみついている。あたりがすっかり暗くなったころ、庭ではアブラゼミの羽化が始まった。カメラのフラッシュに動じることもない。一説では7年もの間地中で成長を続け…

ニューヨークこぼれ話(6)「ロウアー・マンハッタン」

[エッセイ 143](新作) ニューヨークこぼれ話(6)「ロウアー・マンハッタン」 ニューヨークを代表する風景といえば、ブルックリン橋の袂からイースト川越しに見るロウアー・マンハッタンの摩天楼群、そして海に浮ぶ巨大なブロンズ像、自由の女神である…

ニューヨークこぼれ話(5)「ミッドタウン」

[エッセイ 142] (新作) ニューヨークこぼれ話(5)「ミッドタウン」 ニューヨークといえば摩天楼。ここミッドタウンには、世界的にも有名な超高層ビルがひしめき合っている。マンハッタンを東から西にむけて横断しながら、代表的な4つのビルを訪ねて…

ニューヨークこぼれ話(4)「アップタウン」

[エッセイ 141] (新作) ニューヨークこぼれ話(4)「アップタウン」 マンハッタン、とくにアップタウンは、セントラルパークを抜きにしては語れない。そこまで出かけたら、メトロポリタン美術館に立ち寄らない手はない。その近くに、高級ブランド品店…

花火大会

[風を感じ、ときを想う日記](37)8/3 花火大会 一昨日になるが、江ノ島の花火大会を見物に出かけた。午後7時15分に始まり、8時15分までの1時間、ぶっ通しで上げるという。用意された玉は5000発。一番大きい目玉は二尺玉が2発だそうだ。お天…

花火大会(エッセイ)

[エッセイ 25](既発表 3年前の作品) 花火大会 その日は、朝からなんとなく落ち着かなかった。家内は、夕方のお天気を気にしながら、夕食の準備はどうしたものかと問いかけてきた。 先日、家内と江ノ島の花火大会を見に行った。子供が小さいころ一度行った…

ニューヨークこぼれ話(3)「地下鉄」

[エッセイ 140] (新作) ニューヨークこぼれ話(3)「地下鉄」 私たち夫婦は、タイムズ・スクエアからワールド・トレーディング・センター跡地に向かおうとしていた。地下鉄の路線図をみると、E路線で7つ目であった。最寄りの42ST駅まではちょっと距…