2014-01-01から1年間の記事一覧

洗濯機の買い替え

[エッセイ 411] 洗濯機の買い替え 今年最後の日曜日、洗濯機を操作していた家内がなにか叫んでいた。「お父さん、洗濯機の前になにかこぼしたの?」。呼ばれてそこを覗いてみると、洗濯機の下に薄いお茶のような液体が溜まっていた。その液体は洗濯機本体…

期日前投票

[エッセイ 410] 期日前投票 衆議院議員選挙の日、高校同窓生のゴルフコンペが予定されていた。ゴルフ場が遠方で、時間的にみて投票には行けそうになかった。そこで、期日前投票の制度を利用することにした。さいわい、前々日の金曜日に市役所の近くに用事…

厳寒の中のゴルフ

[風を感じ、ときを想う日記](673)12/15 厳寒の中のゴルフ 抜けるような青空、雲のかけら一つも見あたらない。これなら雨の心配もないだろう。何枚も重ね着し、背中にはカイロまで貼り付けてきた。この冬一番の寒さになるだろうといわれていたが、…

十二月の風

[風を感じ、ときを想う日記](672)12/11 十二月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・忘年会の、いまのようなスタイルが生まれたのは、明治に入ってからのようです。中央官僚たちに暮れのボーナスが出…

皇居乾通りの紅葉見物

[エッセー 409] 皇居乾門通りの紅葉見物 この日曜日は、ホームコースのゴルフコンペに参加するつもりでいた。あらかた準備も済ませた夜の9時ごろになって、ニュースを見ていた家内が、皇居乾通りの紅葉見物に行きたいといい出した。そういえば、今年はち…

ぬれ落ち葉とぬれ鼠

[風を感じ、ときを想う日記](671)12/2 ぬれ落ち葉とぬれ鼠 ここ数日は、晴れと雨が交互にやってくるまさに日替りのお天気だった。昨日は雨の番に当たっていたが、夕方からは晴れるだろうという予報だった。ところが、お昼過ぎになると、空を覆って…

障子の張り替え

[風を感じ、ときを想う日記](670)11/30 障子の張り替え 「今年は、寒くならないうちに早めに済ませておこう」。そういって始まったのが障子の張り替えである。たしかに、暮れも押し詰まってそれを手掛けるには少々気ぜわしすぎる。また、屋外での…

脂漏性角化症

[エッセイ 408] 脂漏性角化症 もう17~8年も前のことになる。目の下3センチばかりのところに、黒いホクロに似たイボのようなものができた。それがだんだん大きくなり、視線を下に向けると視界に入るようになってきた。顔を洗うときなど、そこに手が引…

'14 大島郡人会

[風を感じ、ときを想う日記](669)11/22 ’14 大島郡人会 「郡」というのは、いまでは住所にしか残っていない。郡役所があるわけではなく、もちろん郡長という職務があるわけでもない。町村合併が進んだ平成の世では、この行政区分はまったくの有名…

長引く突発性難聴

[風を感じ、ときを想う日記](668)11/20 長引く突発性難聴 突発性難聴に見舞われて18日間が過ぎた。いままでの経験からいけば、薬を飲みはじめて3日目くらいから効果が表れ、長くても1周間で完全に治っていた。それが、今回はいまだに尾を引い…

十一月の風

[風を感じ、ときを想う日記](667)11/10 十一月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・1620年、102人の清教徒が新大陸に渡りました。上陸したのは、ボストンに近いプリマスというところです。彼…

突発性難聴の再発

[風を感じ、ときを想う日記](666)11/6 突発性難聴の再発 それを感じたのは週明けの月曜日、朝起きたときから例のいやな症状が感じられた。片方の耳が塞がれたようになり、その奥で低い鈍い音が「ウィーン」と響いている。どうやら突発性難聴が再発…

俄かウイスキー党

[エッセイ 407] 俄かウイスキー党 わが家の食器戸棚には、外国産のウイスキーが20数本眠っている。ほかに、フランス製のブランデーも何本か混じっている。いずれも、何十年も前に海外旅行のとき買ってきたものだ。3本までは免税と聞き、買わなきゃ損と…

甥の結婚式

[風を感じ、ときを想う日記](665)10/27 甥の結婚式 昨日の日曜日は、汗ばむような好天に恵まれた。そんな秋晴れの下、横浜のみなとみらい地区にあるおしゃれな結婚式場に出向いた。おめでたいことに、家内の甥がいよいよ世帯を持つことになったの…

’14 東和町人会

[風を感じ、ときを想う日記](664)10/21 ’14 東和町人会 同郷人の会、東京東和町人会の総会が、一昨日の日曜日、東京の築地本願寺の講堂を借りて開かれた。50年前の、東京オリンピックの開会式の日を想わせる秋晴れに恵まれた。天はあくまでも高…

二度咲きの金木犀

[風を感じ、ときを想う日記](663)10/12 二度咲きの金木犀 今朝もそうだった。雨戸を開けると、花のかおりにいきなり鼻孔をくすぐられた。もう終わったはずのキンモクセイのかおりである。わが家だけではない。お隣も、あるいは近隣のお宅も同じよ…

十月の風

[風を感じ、ときを想う日記](662)10/11 十月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・十月は別名神無月と呼ばれています。この月は、出雲大社の会議に、全国から神様たちが招集され、それぞれ自社をお留…

合併十周年記念式典

[風を感じ、ときを想う日記](661)10/6 合併十周年記念式典 わがふる里、周防大島の4つの町が1つに合併して10年が経つ。その記念式典が、日曜日に町の文化センターで開かれた。この10年間、町の発展に貢献された110名を超す人たちの表彰が…

スカイツリー見物

[風を感じ、ときを想う日記](660)10/1 スカイツリー見物 もう40年も前になる。地方への転勤が決まって、あわてて家族を連れて東京見物に出かけた。回ったのは、羽田空港、東京タワー、皇居、そして銀座などの繁華街である。いつでも行けると、手…

同窓会と文化祭

[風を感じ、ときを想う日記](659)9/29-2 同窓会と文化祭 例年、9月、10月は行事が多い。そのほとんどは年1回の催し物だが、とかく数少ない週末に集中しがちである。今年9月の最後の週末は、土曜日は高校の同窓会、そして日曜日は孫娘の中学…

台風とG・G一泊旅行

[風を感じ、ときを想う日記](658)9/29 台風とG・G一泊旅行 先週の水・木の2日間、町内のグラウンド・ゴルフ(略称G・G)仲間24名で、富士の裾野へ一泊旅行に出かけた。自衛隊の演習場に隣接する天然芝のグラウンドで、2日間のグラウンド・…

久しぶりのゴルフ

[風を感じ、ときを想う日記](657)9/22 久しぶりのゴルフ 昨日、久しぶりにゴルフを楽しんだ。そして、それに悪戦苦闘もした。週間天気予報では、この日は雨となっていた。それが、数日前から曇り時々晴れに変り、当日になると快晴となった。また、…

敬老の日を楽しむ会

[風を感じ、ときを想う日記](656)9/16 敬老の日を楽しむ会 町内の、高齢者の親睦団体・ゆうゆうクラブは、毎年敬老の日にお祝いの会を開いている。誰かからお祝いされるのではなく、自分たちの予算と才覚で自主的にやっているので、名称は「敬老の…

電車内の蚊

[風を感じ、ときを想う日記](655)9/13 電車内の蚊 昨日の、午前9時半ごろのことだった。小田急線の最寄り駅から下りの各駅停車に乗った。さいわい、席が一つ空いていていた。しばらくして、左隣のご夫人の足元を、蚊が飛び回っていることに気がつ…

十六夜の月

[エッセイ 406] 十六夜の月 中秋の名月を愛でることができなかったら、十六夜の月を見逃さないようにするのが風流人の務めだという。私は、そんな高尚な趣味は持ち合わせていないが、美しい月が望めるなら、えせ風流人くらいにはなってみたいと思っている…

九月の風

[風を感じ、ときを想う日記](654)9/8 九月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・ある日、竹取りの翁は光る竹を見つけました。そこには、三寸ほどのかわいい女の子がいました。翁夫婦は、その子を自分た…

肺炎の予防注射

[エッセイ 405] 肺炎の予防注射 ある日、かかりつけのお医者さんから肺炎の予防接種を勧められた。私は肺炎に対してかなりナーバスになっている。もう半世紀も前だが、弟が小学生のころ、急性肺炎であっけなく亡くなってしまったからだ。そんなことから、…

町内の夏祭り

[風を感じ、ときを想う日記](653)8/31 町内の夏祭り まるでウンカが湧くように、たくさんの子供たちが集まってきた。私たちの、子供時代さながらの賑わいである。おそらく、この町に住むジジ・ババのもとに、他所から多くの孫たちが里帰りしてきた…

わが家のサルスベリ

[風を感じ、ときを想う日記](652)8/24 わが家のサルスベリ 以前、わが家のサルスベリについて、その悪口雑言をエッセーに書いたことがある。花のつきが悪いので、隣に立つ働き者のブンゴウメと比べ、ナマケモノサルスベリとさげすんでいたとまで書…

仏壇

[エッセイ 404] 仏壇 実家に安置されていた仏壇を、昨年の1月にいまの住まいに移した。以降、仏さまにお参りするのが朝の日課となった。このことによって、両親やご先祖さまがぐっと身近になったことを実感している。それと併せて、自分自身の気持ちの中…