合併十周年記念式典

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[風を感じ、ときを想う日記](661)10/6
合併十周年記念式典

 わがふる里、周防大島の4つの町が1つに合併して10年が経つ。その記念式典が、日曜日に町の文化センターで開かれた。この10年間、町の発展に貢献された110名を超す人たちの表彰が主なものだったが、県知事以下多数の来賓も招かれた。私も、同郷人会の縁で末席を汚すこととなった。

 今年1月に、父の二十五回忌の法要で帰省して以来9カ月ぶりのことである。朝10時からということなので、前日のお昼に実家のあったところまで帰った。会いたい人や、ぜひ挨拶しておきたいお宅を訪ね、この日はそこからもっとも近い、風光明媚な岬に建つ民宿に宿をとった。

 あいにく、台風18号が迫っていた。日曜日に西日本に接近し、月曜日には東海や関東を直撃するかもしれないという。ふる里の島は全長1,020メートルの橋で本土と結ばれているが、強風が吹き荒れれば橋は通行止めになるかもしれない。岩国からの飛行機が飛ばないかもしれないという心配より前に、レンタカーは空港まで行きつけないことになってしまう。

 記念式典は厳粛かつ華やかに挙行された。あいにくの空模様だったが、台風襲来までにはまだ間があった。町の用意してくれた昼食会も無事終わり、追われるように大島大橋を渡った。少し遅れたが、飛行機も無事飛び立った。ところが、台風からずっと離れているはずの羽田は土砂降りの雨だった。