2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

もう、山茶花

[風を感じ、ときを想う日記](48)10/29 もう、山茶花 もう、サザンカが咲き始めた。つい先日、赤とんぼについて書いたばかりなのに・・。季節の移り変わりの速さに、いまさらながら驚かされてしまう。 そういえば、最近スーパーなどでオレンジ色のカ…

同期のさくら

[風を感じ、ときを想う日記](47)10/28 同期のさくら あんなに楽しみにしていたのに、あっという間に終わってしまった。楽しいこと、それも利害関係のまったくない仲間の集まりは、時間の経つのが本当に早い。次の機会まであと半年も待たなければな…

赤とんぼ

[エッセイ 150](新作) 赤とんぼ ♪夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われてみたのは いつの日か♪ 夕日にきらめく赤とんぼたちの群舞を目にすると、誰もがこの歌を口にする。秋雨前線と入れ替わるように現れた彼らの群は、やっと燃えるような恋の季節を迎えたと…

日本町に再開発の波

[風を感じ、ときを想う日記](46)10/22 日本町に再開発の波 今日、10月22日の日経新聞に、アメリカ・サンフランシスコの日本町が、存続をめぐって大きく揺れている、という記事が出ていた。 「きっかけは、米資本による大型再開発計画。『町の歴…

日本町

[エッセイ 82](既発表 2年前の作品) 日本町 調理師のパフォーマンスに、家内はもとより相席となったアメリカ人ファミリーも大喜びしていた。アメリカに行ったら、一度は寄ってみたいと思っていたエンターテイメント的な演出が売り物の鉄板焼きレストラ…

2年後の優太ちゃん

[風を感じ、ときを想う日記](45)10/20 2年後の優太ちゃん 中越地震から2年が経った。岩の隙間から奇跡的に救出されたあの優太ちゃんの近況が一般に公開された。宇宙飛行士になって、お母さんとお姉ちゃんを迎えに行くのが夢だそうだ。そのお2人…

優太ちゃん

[エッセイ 77](既発表 2年前の作品) 優太ちゃん 生きている。しかもかなり元気そうだ。テレビに映し出された救出シーン。オレンジ色の救助隊員に抱きかかえられたあどけない顔が強く印象に残った。巨岩に押しつぶされた車の中から、92時間ぶりに救い…

運動会

[エッセイ 149](新作) 運動会 このところ、好天に恵まれて各地で運動会が開かれている。先日も、皇太子ご一家の長女愛子様が、幼稚園の運動会で玉転がしに奮闘されていた。大きな玉が愛子様の意に反してご夫妻のところまで転がりこみ、参加者みんなで大…

町人会

[風を感じ、ときを想う日記](44)10/17 町人会 さきの日曜日、関東地区在住の同郷出身者による年1回の「町人会」が開催された。昨年、郡内4つの町が合併して新しい体制になったが、こちらは4町出身者が別々に会合を開いている。地域が広くなりす…

ヂゲの会

[風を感じ、ときを想う日記](43)10/12 ヂゲの会 半年前、「きのう、ヂゲの会というゴルフコンペに参加した」という記事を書いた。そのときのページには、「夜来の豪雨は多少弱まったが、結局最後まで降り続いた」と書いている。 昨日、そのゴルフコ…

レ・ミゼラブル

[風を感じ、ときを想う日記](42)10/9 レ・ミゼラブル 学芸会で見たことがある。映画でも感動した記憶がある。 昨日の新聞に、ロンドンで公演中のミュージカル「レ・ミゼラブル」が、今日9日で初演から21年と2日を迎えるという。これは、「キャッ…

十六夜

[風を感じ、ときを想う日記](41)10/8 十六夜 今年の中秋の名月、つまり陰暦の8月15日は太陽暦の10月6日にあたった。しかし、台風2個と秋雨前線が合体し、とんでもない大嵐になってしまった。月見などという風流は、どこかへ吹き飛ばされてし…

金木犀

[風を感じ、ときを想う日記](40)10/4 金木犀 今年は、金木犀が2度も咲いた。1週間前に盛りを過ぎ、花の命のはかなさを嘆いていると、2、3日前からまたあの香りが漂いだした。なにかの勘違いだろうと思っていたら、今日はそこらじゅうが金木犀で埋…

不整脈

[エッセイ 148](新作) 不整脈 ある朝、起きようとしたら、ミゾオチのあたりがヒクついて気分も優れなかった。何気なく脈を診たら、ひどく乱れていた。びっくりして、近所の内科医院に助けを求めた。私がまだ30歳代前半のころのことである。 その前日…

中秋の名月

[エッセイ 74](既発表 2年前の作品) 中秋の名月 今年は、9月28日がその日に当たった。夕食後東の空を見上げると、透きとおった満月が大きな顔をして鎮座していた。これぞ中秋の名月である。台風一過のその翌々日、立待月はさらに透明度を増して中空…