2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

花見山公園

[エッセイ 461] 花見山公園 中国、晋の時代・太元年間(376~396年)のこと。武陵(湖南省)の漁師が魚を追って川を溯っているうちに、渓谷の奥深くにまで入り込んでしまった。その先で流れは途絶え、桃の花に覆われた小山が見えてきた。その麓には…

三春の滝桜

[エッセイ 460] 三春の滝桜 さくら見物は、開花の状況をよく確かめてから出かけるべきである。まして、やり直しのきかない旅行社のツアーならなおさらのことである。ある程度開花の見通しがたってから、ぎりぎりのところで申し込むべきである。ところが、…

’17 八重洲会

[風を感じ、ときを想う日記](792)4/18 ‘17 八重洲会 開催場所を、会の名前と一致しない別の場所に移してから今回で3回目となる。長年使い続けてきた八重洲のホテルが閉鎖されたためである。その‘17年度の総会が先週の金曜日に日暮里のホテルで…

雑草取りの帰省

[風を感じ、ときを想う日記](791)4/13 雑草取りの帰省 山口県の実家に帰ってきた。実家といっても、家は取り壊してしまったので敷地があるだけである。その敷地に、今年も雑草が芽生え始めていると聞いた。シートを敷き、砂利で覆うなど、それなり…

四月の風

[風を感じ、ときを想う日記](790)4/8 四月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・いま、桃の木が濃いピンクに染まっています。春の喜びを率直に表現した明るい色調です。桃という字の「兆」は、物事の起…

とりあえずの花見

[風を感じ、ときを想う日記](789)4/7 とりあえずの花見 きのう、とりあえずの花見に出かけた。桜は、東京では満開になったというが、この辺りはまだまだである。ただ、この先ぐずついたお天気が続くという。天候の回復を待っていたのでは手遅れにな…

パンジー

[エッセイ 459] パンジー NHKの朝ドラ、「べっぴんさん」が終わった。このドラマの主人公は「すみれ」と呼ばれていたが、その名前ともお別れということになる。子供のころ、春の足元を象徴する花といえばレンゲとスミレだった。学校へ通う道すがら、男の…