2020-01-01から1年間の記事一覧

歳末の風景

[風を感じ、ときを想う日記](1006)12/30 歳末の風景 今朝起きたら曇りだった。予報は雨になるといっていたのに、もしかしたら降らないかもしれない。郵便受けにあった新聞は、きちんとビニール袋に入れられていた。雨に濡れないようにとの心遣…

第九・合唱付き

[風を感じ、ときを想う日記](1005)12/27 第九・合唱付き コロナ禍では、オーケストラの生中継はもう見られないだろうと思っていた。それでも、適度に間隔を空けるなどの工夫で、少しずつ再開されてきたようだ。しかし、暮れの風物詩であるベー…

神社の迎春の準備

[風を感じ、ときを想う日記](1004)12/23 神社の迎春の準備 お天気がよかったので、散歩がてら白旗神社にお参りした。境内には、すでに丑年の絵馬が飾られていた。絵馬といっても、畳三枚くらいはありそうな大きな五角形の看板である。そこに、…

コロナ禍の冬至

[風を感じ、ときを想う日記](1003)12/21 コロナ禍の冬至 今日12月21日は冬至、一年で昼間の一番短い日である。昼間の時間は、夏至をピークに少しずつ短くなり、半年をかけて今日底を迎えた。明日からは、来年の夏に向けて少しずつ長くなっ…

デジタルなコロナウイルスとの戦い方

[エッセイ 577] デジタルなコロナウイルスとの戦い方 第一波が襲ってきたとき、これは大変だといってみんなで力を合わせ必死に食い止めた。みんなの努力は功を奏し、大波は見事に押さえ込まれた。「これでもう安心」とみんなで胸をなで下ろし、互いの無…

十二月の風

[風を感じ、ときを想う日記](1002)12/16 十二月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・今年は、東京オリンピックへの期待に始まり、コロナウイルスに打ちのめされた年でした。さいわい、近隣でコロ…

三十日月と明けの明星

[風を感じ、ときを想う日記](1001)12/13 三十日月と明けの明星 雨戸を開けたら、まだ明けやらぬ薄明の空にやせ細った月が残っていた。2日前、12月11日の朝のことである。月齢では27日にあたる。月齢25日の月は有明の月と呼ぶようだが…

彦根城

[エッセイ 576] 彦根城 城山の頂上には“ひこにゃん”がいた。さっそく、彼を入れて天守閣の写真を撮ろうとしたら、観光写真屋の商売道具だった。仕方なく、兜をかぶった白猫のキャラクターは相手にせず、すぐ城の最上階を目指すことにした。「よくもこん…

比叡山延暦寺

[エッセイ 575] 比叡山延暦寺 見学を楽しみにしていた比叡山延暦寺の根本中堂は、大きな覆いにすっぽりと覆われて美しい外観を見ることはできなかった。織田信長の焼き討ちにあったこのお堂は、1641年に三代将軍徳川家光の命によって再建された。今度が…

琵琶湖

[エッセイ 574] 琵琶湖 琵琶湖をグルッと一回りしてみて、この日本最大の湖が大変興味深いところであることにあらためて気がついた。この湖は、どこで、いつごろ生まれたのだろう?「生き物ではあるまいし、今の場所に昔からあったということにきまって…

Go To トラベル「琵琶湖ぐるっと紅葉10景」

[エッセイ 573] Go Toトラベル「琵琶湖ぐるっと紅葉10景」 この春以来、ずっと巣ごもりに近い状態が続いていた。心身をリフレッシュするには、この辺で一息入れる必要がありそうだ。幸いといおうか、政府ではGo Toトラベルなどという奇策を打ち出して…

カマキリ

[エッセイ 572] カマキリ つい4~5日前の、ぽかぽかと暖かい日のことだった。庭に出て鉢植えの観葉植物を眺めていたら、その枝にカマキリがしがみついていた。上から見ると薄い褐色をしており、横から見ると腹の部分は緑色をしていた。かなり大きい。…

十一月の風

[風を感じ、ときを想う日記](1000)11/18 十一月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・近年、秋の深まりとともに薄紫色の巨大な花が目につくようになってきました。南米原産で、コウテイ(皇帝)ダ…

三の酉にまつわる迷信

[風を感じ、ときを想う日記](999)11/14 三の酉にまつわる迷信 今日、11月14日は二の酉に当たる。主に関東地方でのことだが、特定の社寺ではこの日に酉の市が立ち、参道に並んだ露店で縁起物の熊手が売られる。酉の市は、11月中に現われる…

カメラの買い換え

[エッセイ 571] カメラの買い換え 近所のザルギクを見に行ったとき、構えたカメラが壊れていることに気がついた。撮影したデータがメモリーに入らなくなっていたのだ。修理できそうな気もしたが、そんなことをしていたらザルギクの最盛期を逸してしまう…

ザルギク満開

[風を感じ、ときを想う日記](998)11/7 ザルギク満開 ザルギクが今年もきれいに咲いた。大きなザルを被せたような形をした菊が、列を成して整然と植えられている。一つが、直径1メートル近い大きな株である。ザルの形に整形されたものではなく、…

サルスベリの枝切り

[風を感じ、ときを想う日記](997)10/30 サルスベリの枝切り 庭に植えられているサルスベリの小枝をすべて切り落とした。来春になって、中太の枝から新しい芽を出し、夏には美しい花を咲かせてもらうためだ。例年は、11月の下旬あたりに行って…

重陽の十日夜

[風を感じ、ときを想う日記](996)10/26 重陽の十日夜(ちょうようのとうかんや) 昨日は、朝からきれいに晴れ上がり、ぽかぽか陽気の一日となった。透き通った空には、日が沈むころになっても雲ひとつ現われてこなかった。その抜けるような明る…

霜降と木枯らし宣言

[エッセイ 570] 霜降と木枯らし宣言 二十四節気では、10月23日とそれ以降の15日間は「霜降(そうこう)」に当たる。秋も深まってくると、日は短くなり朝晩は急に冷え込むようになる。朝起きてみると、草花がしおれ、あたりは霜で真っ白などという…

セイタカアワダチソウ

[エッセイ 569] セイタカアワダチソウ 季節の花を求めて、カメラ片手に近在をよく散歩する。ブログの投稿記事に、花の写真で彩りを添えたいためだ。しかし、晩秋にもなると、花の種類はもとより数自体も極端に少なくなる。そんななかで、あの黄色いセイ…

ウイズ 蚊

[エッセイ 568] ウイズ 蚊 数日前、庭の芝刈りをしていたら、いっぱい蚊に刺されてしまった。夏に外で作業をするときは、蚊を防ぐために二つの方法を併用している。一つは、防虫スプレーを肌の露出部分に吹き付けておく。もう一つは、防虫薬剤を蒸散さ…

昭和は遠くなりにけり

[エッセイ 567] 昭和は遠くなりにけり ノーベル賞の発表が続いているが、日本人の受賞者は、今年はゼロに終わりそうだ。日本人の受賞者が続出するようになってきた2008年以来、3回ばかり途切れることはあったが、それでも毎年のように続いた。この…

香りのキンモクセイ

[風を感じ、ときを想う日記](995)10/7 香りのキンモクセイ 町内を歩いていて、一軒おきくらいにキンモクセイに出くわす。あの香りに出会うたびに立ち止まり、つい辺りを見回してしまう。そして、その存在を確かめると、安心してまた歩き出す。た…

週末の賑わい

[風を感じ、ときを想う日記](994)10/5 週末の賑わい 久し振りに、箱根にあるホームコースの月例ゴルフ競技会に参加した。実に5ヵ月半ぶりだった。前回訪れたとき、「こんな状況なので、競技会は中止となりました」といわれた。そして、「プレー…

中秋の名月

[風を感じ、ときを想う日記](993)10/1 中秋の名月 ・・・色づき始めた木々を背に、ススキの穂が穏やかな陽光を浴びて銀色に輝いています。 ススキは、そのみなぎる生命力で悪霊を払うと信じられてきました。中秋の名月にススキが飾られるのも、そ…

冠雪富士と彼岸花

[風を感じ、ときを想う日記](992)9/28 冠雪富士と彼岸花 今年は、紅い彼岸花の群落が、雪を被った富士山を背にしている風景が楽しめた。はっきりした記憶はないが、何十年も欠かさず通っていて、この景色を眺められたのは数度しかない。それだけ…

彼岸明け

[風を感じ、ときを想う日記](991)9/26 彼岸明け 秋分の日の翌日を境に、体感温度は一気に秋へと突入した。それまでは、半袖でも暑いといっていたものが、この日から一気に長袖に替わった。しかも、できることなら上着も重ねたいというところまで…

工事の挨拶に来ました!

[エッセイ 566] 工事の挨拶に来ました! 昼下がりの、ちょうど団らんの時間帯だった。玄関のチャイムが鳴ったので、家内がインターホンに出ると、「近所の工事の挨拶に来ました」といっているという。家内からは、こんな格好では出たくないので、あなた…

九月の風

[風を感じ、ときを想う日記](990)9/16 九月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・9月は老人月間といっていいでしょう。9月15日は「老人の日」、そしてその日からの一週間は「老人週間」です。さらに…

芝刈り機の買い換え

[風を感じ、ときを想う日記](989)9/13 芝刈り機の買い換え 電波時計とテレビに続く第三の買い換えは、バリカン式の電動芝刈り機の番だった。猫の額のような庭だが、一人前に芝を植えている。ただ、狭い上に飛び石まであるので、芝刈りはそれなり…