2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

梅が咲いた

[風を感じ、ときを想う日記](888)1/29 梅が咲いた 突然、目の前に白い花の群落が現れた。大寒の一番寒い時期に、枝いっぱいに開いた頭上の花はまことに唐突である。別に油断していたわけではないが、この時期、木につける花といえば、地味な椿く…

七福神めぐり '19

[風を感じ、ときを想う日記](887)1/26 七福神めぐり ‘19 今年も市内の七福神めぐりに挑戦した。例年そうだが、藤沢の七福神めぐりは8箇所を巡ることになっている。神さまは7つだが、白旗神社と龍口寺が同じ毘沙門天をお祀りしているためだ。主…

大寒

[エッセイ 508] 大寒 大寒の日、急に思い立ってゴルフに出かけることにした。ちょうど、箱根山麓にあるホームコースの、新春杯という競技会が予定されている。前日夕方の天気予報によると、翌1月20日の大寒の日は、最高気温は14度くらいまで上がる…

一月の風

[風を感じ、ときを想う日記](886)1/18 一月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・今年のえとは12番目の“亥年”です。「亥」は、本来「がい」と読み、閉ざすという意味です。亥は、草木の生命力が、…

平成最後のどんど祭

[風を感じ、ときを想う日記](885)1/15 平成最後のどんど祭 どんど焼きの、冒頭のセレモニーが終わるころを見計らって白旗神社に着いた。よく晴れ上がり、風もなく穏やかな日和だった。そのせいか、境内は人の群れで埋まっていた。多くの人が、縁…

十五年後の年賀状

[エッセイ 507] 十五年後の年賀状 今年も、沢山の年賀状をいただいた。懐かしさとともに、平素のご無沙汰をわびる気持ちが交錯する。その一方、親しい人たちとの絆が細り、ほとんどそれだけになってしまったことを実感させられる。現役を引退し、体力の…

ゼラニウム

[エッセイ 506] ゼラニウム 昨年の春頃のことだった。家内が、知り合いからゼラニウムの小枝を数本もらってきた。挿し木にしておくと、そのうちきれいな花が咲くと教えられたという。この花は、傷つけたりするとちょっと嫌な匂いがするので、あまり気は…

年末年始の音楽番組

[エッセイ 505] 年末年始の音楽番組 年末から年始にかけてテレビ放送される大型の音楽番組といえば、レコード大賞、紅白歌合戦それにウィーンフィルのニュー・イヤー・コンサートの3本だろう。この一年の音楽文化を総括し、新年の動向を占うに相応しい企…

新年最初の天体ショー

[風を感じ、ときを想う日記](884)1/2 新年最初の天体ショー 正月二日、朝6時過ぎだった。雨戸を開けると、まだ薄暗い南東の空に、すっかり細くなった有り明けの月と明けの明星が並んできらめいていた。早朝とはいえ、ほかの星たちはすでに姿を隠…

亥年

[エッセイ 504] 亥年 今年は、十干十二支(じゅっかんじゅうにし)、略して“えと”の「己亥(つちのとゐ)」年にあたる。最初の甲子(きのえね)から数えると、36番目の年になる。ちなみに、十干十二支とは、十干と十二支を組み合わせた60個からなる…