2019-01-01から1年間の記事一覧

年賀状の投函

[風を感じ、ときを想う日記](938)12/24 年賀状の投函 年賀状を投函してきた。もちろん、手作りだが、パソコンの全面的な応援を得て作成したものだ。これで、元旦には余裕を持って届くはずだ。実は、かなり前に準備はできていた。しかし、暮れが…

くるみ割り人形

[エッセイ 540]くるみ割り人形 いま、チャイコフスキーのバレー音楽「くるみ割り人形」を、CDで聞きながらこのエッセーを書いている。その中では、2番目に出てくる「行進曲」と、終盤に花やかに奏でられる「花のワルツ」が私にとってとくにお気に入…

酢ダイダイ

[エッセイ 539]酢ダイダイ ふる里のお土産に酢ダイダイをいただいた。早速、鍋物の引き立て役として賞味させてもらった。キリッとした酸味と香り、柚子やレモンなど足元も及ばない絶品である。近年、化学調味料が発達し、この種の調味料には不自由しな…

イチョウにまつわる矛盾

[エッセイ 538]イチョウにまつわる矛盾 いま、イチョウの木が越冬の準備を加速させている。その様子に魅せられて、エッセーにまとめたばかりである。ところが、それを書き終えてなお、心の中に割り切れないものが残った。原産地の中国から日本に渡来し…

十二月の風

[風を感じ、ときを想う日記](937)12/12 十二月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・暮れが近づくと、大掃除が日程に上り、障子の張り替えも考えなければならないことになります。・・古い紙を剥が…

イチョウ

[エッセイ 537]イチョウ いま、イチョウが黄金色に輝き、その足下では黄色い絨毯が分厚く広がっている。テレビでは、黄色く彩られた名高いイチョウ並木が、あたかもヨーロッパの街並みのように次々と映し出されていく。その一方、天然記念物と思しき大…

大島郡人会 ‘19

[風を感じ、ときを想う日記](936)12/2 「大島郡人会 ‘19」 足下に首相官邸と国会議事堂が見下せる。その右前方には、水を満々と湛えたお堀と紅葉し始めた皇居の森が広がっている。目を左に転じると、雪をいただいた富士山がきらきらと輝いて見え…

サザンカ

[エッセイ 536]サザンカ 立冬を前にサザンカが咲きはじめた。まわりに紅葉はたくさんあっても、木々に付ける花は皆無に等しい。サザンカは、この時期大変貴重な存在である。ピンクに始まり、それを追いかけるように紅や白の花が開きはじめる。しかし、…

町内会のバス旅行

[エッセイ 535]町内会のバス旅行 今回の町内会のバス旅行は、悪天候との戦い、常識外との戦い、そして高齢化との戦いでもあった。隣りあう三つの自治会と二つの老人クラブ、それにグラウンドゴルフのクラブが協力し合って立ち上げた今回のバス旅行は、…

障子の張り替え

[風を感じ、ときを想う日記](935)11/21 障子の張り替え 障子を5年ぶりに張り替えた。近年では、紙が丈夫になる一方、小さい子供もいないので、破れるという心配がない。ただ、知らない間に少しずつ黄ばんでくるだけである。張り替えたのは、そ…

インフルエンザ予防注射

[風を感じ、ときを想う日記](934)11/19 インフルエンザ予防注射 インフルエンザの予防接種を近所の医院で受けた。接種後30分間くらいは、体調が急変することがあるというので、様子を見るためにその場に待機させられた。その間、特別変ったこ…

十一月の風

[風を感じ、ときを想う日記](933)11/11 十一月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・葉っぱが落ちて素っ裸になった枝に、朱色の実が鈴なりにぶら下がっている。柿の木は、田園地帯はもちろん住宅街…

秋のG・G大会

[風を感じ、ときを想う日記](932)11/9 秋のG・G大会 先日の木曜日、湘南ブロック老人クラブ連合会グラウンド・ゴルフ大会という大きな大会に参加した。湘南地区の5市3町の“有力選手”114人が集い、地区別に6人ずつが19チームに分かれて…

冬の足音

[風を感じ、ときを想う日記](931)11/6 冬の足音 今朝は結構冷えた。二階の窓からのぞむ一階の金属のひさしは、朝露でじっとりと濡れていた。そういえば、あと二つも寝れば立冬となる。台風で大騒ぎしているうちに、いつのまにか秋も深まり、冬支…

趣味展

[風を感じ、ときを想う日記](930)11/2 趣味展 「趣味展」というのをやっているというので覗いてみた。市内在住の高齢者が趣味で取り組んでいる作品の展覧会である。仲間と話題を共有するのが主な目的だが、作品そのものへの興味も十分に持ち合わ…

サンバカーニバル

[風を感じ、ときを想う日記](929)10/29 サンバカーニバル 日曜日、湘南台ファンタジアと銘打った大パレードが開催された。この日はお天気にも恵まれ、格好のパレード日和となった。20年前から毎年開催されているそうだが、なんといっても華や…

十月の風

[風を感じ、ときを想う日記](928)10/25 十月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・秋になると、クレーンに吊された巨大な鍋が、季節の話題としてニュースに登場します。山形市内の河川敷で催される…

東京東和町人会 '19

[エッセイ 534]東京東和町人会 ‘19 今回で47回目・55年目を迎えた町人会の年次総会が、昨日、いつもの築地本願寺講堂で開かれた。参加者は来賓を含めて41名、最盛期の3分の1の規模にまで落ち込んだ。会員の高齢化が進む一方、ふる里から移住してく…

季節外れの朝顔

[風を感じ、ときを想う日記](927)10/18 季節外れの朝顔 今朝も一輪、うすい紫色の朝顔が咲いている。小さい、まことに可愛い花である。一昨日に続いて二輪目である。この寒さの中、やっと咲いてくれたのに、あと数時間のはかない命である。 あれ…

水道の水漏れ②

[エッセイ 533]水道の水漏れ② 水道の検針に来た係員から、お宅の水道は水漏れしているみたいですといわれた。確かに、その請求金額がそれを如実に証明していた。自身でも確認してみたが、いわれるとおりメーターは空回りしていた。前回の、6・7月分の…

台風19号

[風を感じ、ときを想う日記](926)10/13 台風19号 前回、関東を襲った台風15号は、千葉県に甚大な被害をもたらした。今回の台風19号は、それと同じルートをたどりながら日本本土に迫ってきた。その中心は、さらにわが家の近くを通りそうだ…

返還前の香港旅行③

[エッセイ 532]返還前の香港旅行③ 香港旅行といえば、必ずといっていいほどマカオ観光がセットになっていた。そのマカオは、香港からは南西に約70キロ、当時はまだポルトガル領だった。 香港に着いた日の午後、香港島からジェットホイルで約1時間を…

返還前の香港旅行②

[エッセイ 531]返還前の香港旅行② 香港3日目のこの日、ガイドが観光スポットを案内してくれることになった。さいわい、空はきれいに晴れ上がっていた。 車は香港島の外海側に向けて南下していった。島を横断するトンネルを抜けた先は、自然に満ちた別世界…

返還前の香港旅行①

[エッセイ 530]返還前の香港旅行① 香港が大荒れに荒れている。一体どこへ行こうというのだろう。いずれにしても、あの「自由」が売り物の香港の姿は、二度と見られないような気がする。そこで、返還前の香港について、一観光客から見た様子を記録してお…

やすらぎ祭り

[風を感じ、ときを想う日記](925)10/5 やすらぎ祭り 近くに、「やすらぎ荘」という高齢者を対象にした市立の福祉センターがある。市内に数カ所あるうちの一つである。いろいろな福祉施設のほか、各種サークル活動も行われていることから、普段か…

増税初日

[風を感じ、ときを想う日記](924)10/2 増税初日 A店・ポイント5倍、B店・ポイント5倍、C店・ポイント5倍+7%引き(キャッシュレスの場合)、D店・ポイント6倍そしてE店は5%引き(キャッシュレスの場合)。昨日の朝刊に入っていたスーパーの…

高校同窓会 ’19

[風を感じ、ときを想う日記](923)9/29 高校同窓会 ‘19 昨日、年一回の高校同窓会に参加した。場所は新宿の京王プラザホテル。ふる里からは、母校の校長や町長も来てくれた。久し振りに、ふる里の生の様子を聞くことができた。同郷出身者とふる里に…

小出川の彼岸花

[風を感じ、ときを想う日記](922)9/26 小出川の彼岸花 現地に着いてみて、あの真っ赤な色のあまりにも少ないのに驚いた。そばまで行ってみると、地上に出ている花芽の少なさにさらに驚かされた。しかも、芽は出ているが、花びらが大きく開くところ…

おせっかいな屋根屋

[エッセー 529]おせっかいな屋根屋 ♪ピンポ~ン♪。「近くで工事をやっている者ですが、お宅の屋根が剥がれかけていますよ!」。「お知らせいただき、ありがとうございます。すでに業者に頼んであります」。「ああ、そうですか。わかりました」。午後3時過…

九月の風

[風を感じ、ときを想う日記](921)9/19 九月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・暑さから解放され、やっと一息つける季節がやってきました。秋といえばハギ、漢字では「萩」と書かれるほど秋を代表す…