2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大祓

[風を感じ、ときを想う日記](178)6/30 大祓 神話の中で、須佐男命(すさのおのみこと)が犯した罪により、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)にお隠れになった。このため、日本中が暗闇に包まれみんな困ってしまった。そこ…

蚊との戦い

[風を感じ、ときを想う日記](177)6/27 蚊との戦い 昨日は、朝をピークに、昼間にかけて気温は下がる一方であった。夜になると、上着の上にもう一枚羽織りたくなるほど冷えてきた。梅雨冷えとはよくいったものだ。暦は夏なのに、「涼」より「冷」の…

パンツを穿いた犬

[エッセイ 52](既発表 4年前の作品)・・エッセイ22の後日談 パンツを穿いた犬 パンツを穿いたその犬は、今日も家中を駆け回っている。相変わらずおむつを穿かされ、後ろ足を引きずるような歩き方をするが、とにかく自分の足で歩いていることは間違い…

犬の椎間板ヘルニア

[エッセイ 22](既発表 5年前の作品) 犬の椎間板ヘルニア 朝、二階の寝室からリビングルームに降りていくと、ペットのメス犬が一生懸命しっぽを振って朝の挨拶をしてくれる。わが家は、そんな儀式で一日が始まる。 しかしその日は、彼女の様子がいつもと…

動物病院繁盛記

[エッセイ 212](新作) 動物病院繁盛記 フィラリア症あるいは犬糸状虫症とよばれる犬にとってはきわめて恐ろしい感染症がある。フィラリアとよばれる寄生虫の感染によって発症する。フィラリアは蚊が媒介する。犬の体内に入ったフィラリアは、感染糸虫と…

さくらんぼう

[エッセイ 62](既発表 4年前の作品) さくらんぼう 先日、家内がさくらんぼうを1パック買ってきた。見れば、佐藤錦というブランド品である。珍品なのでびっくりしていると、JR駅前の青果店で客寄せの目玉として1パック300円で特売していたのだと…

紫陽花

[エッセイ 20](既発表 5年前の作品) 紫陽花 また梅雨の季節がやってきた。関東地方の梅雨は、6月半ばから夏休み直前までのおよそ40日間続く。梅雨の前半はしとしと雨が中心で、晴れ間の覗くことも多い。後半になると雨量が多く、土砂災害に見舞われ…

青梅

[エッセイ 19](既発表 5年前の作品) 青梅 このシーズン、八百屋の店先には青い梅がたくさん並ぶ。それらは、各家庭で作る梅酒用として売られている。梅雨の季節を迎えたことを実感させる風物詩でもある。 わが家には、実のなる梅の木が1本ある。豊後梅…

げし

[風を感じ、ときを想う日記](176)6/21 げし 今日6月21日は夏至である。二十四節気では、これからの半月間を含めてそうよんでいる。今日は、地球の北側が太陽に向かって直角に傾きかけている日、地球の北半球が一年で一番太陽に近い日である。こ…

若洲

[風を感じ、ときを想う日記](175)6/19 若洲 「若洲」。東京湾に浮ぶ、ごみでできた人工の島である。いまは江東区の一部になっている。一時、蝿が大発生したり、ごみが燃えつづけたりと、なにかと話題の多かった「夢の島」のさらに沖あいにある埋立…

札幌農学校

[エッセイ 211](新作) 札幌農学校 なだらかに波うつ丘陵に農地が続く。ジャガイモ畑であったり、ビートが植えられていたり、あるいは牧草地になっていたり。丘陵地に広がるパッチワークは、なにも美瑛にだけに許された特別な風景ではない。 よくもこん…

梅の収穫

[風を感じ、ときを想う日記](174)6/15 梅の収穫 梅雨の晴れ間の宿題二題、その残り一つを片付けた。梅の収穫である。あす、あさってあたり、脚や腕の筋肉痛に悩まされることになりそうだ。 テレビニュースで見る梅の収穫作業には興味深い光景もある…

梅雨の中休み

[風を感じ、ときを想う日記](173)6/13 梅雨の中休み 梅雨に入ったと思ったら、しばらくは中休みになるようだ。就職したとたんまとめて休暇をとるような、そんな印象である。今朝は、前日からの冷気が残り、むしろ寒いくらいであった。昨日は雨だっ…

アジサイ

[風を感じ、ときを想う日記](172)6/10 アジサイ 6月10日といえば時の記念日。そして、例年であれば「入梅」である。その梅雨につきものなのがアジサイである。 アジサイは日本原産というから、梅雨のしとしと雨とともに日本人に昔から親しまれて…

旭山動物園

[エッセイ 210](新作) 旭山動物園 北海道ツアーに出発する3日前、川崎に住む孫娘から絵はがきが届いた。絵柄は、透明の円柱の水槽を泳いでいるアザラシの写真であった。「ヘー、あの子もゴールデンウィークに旭山動物園に行ったのだ!」。 「北海道ま…

環境の日

[風を感じ、ときを想う日記](171)6/5 環境の日 今日、6月5日は世界環境デーである。これは、1972年6月5日にストックホルムで開かれた国連人間環境会議を記念して、同年暮れに国連総会の決議を経て制定されたものである。日本では、平成5年…

壁掛け時計

[風を感じ、ときを想う日記](170)6/2 壁掛け時計 わが家で永年働きつづけてきた壁掛け時計がついに動かなくなった。新婚間もないころ、部屋の装飾にもなればと買ったものである。 当時まだめずらしかった音叉時計である。二つ並べた磁石に電圧をかけ…