[風を感じ、ときを想う日記](1295)12/8
大雪(たいせつ)
短い秋があっという間に通り過ぎ、寒い冬が大急ぎでやってきた。北の地方での大雪(おおゆき)も伝えられている。昨7日は二十四節気でいう大雪(たいせつ)に当たっていたが、暦と現実の天候がまさにドンピシャと一致した格好である。そんな冬到来のニュースに、わが家も寒さ対策に乗り出すことになった。といっても、ストーブを2台、物置から引っ張り出しただけのことであるが。
一つは、居間の暖房がエアコンだけではどうにも物足りないので、ガスストーブを補助役にしようということである。すでに、ソファの足元にホットカーペットを敷き、コタツ代わりにしているが、それだけではとても間に合わないのだ。このストーブは、取り扱いは至って簡単で暖房効果も大きい。ただ、電気コードとガスホースを床に這わせるため、足に引っかけないかと一抹の不安がある。
そしてもう一つは、浴室の脱衣所に電気ストーブを設置したことだ。ここでのヒートショック事故を防止するためである。歌手・タレントの中山美穂さんが浴槽で亡くなったそうだが、彼女もそれによるものではないかといわれている。古い木造家屋で浴室まで完全暖房というのは難しいが、せめて脱衣所くらいは少しでも温かくしておこうということである。
高齢となり、すっかり寒がりになってしまった。かといって、いきがっていても誰も助けてくれないので、暖房器具のお世話になることにしたしだいである。