2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

[エッセイ 430] 柿 この季節になると、葉っぱが落ちて素っ裸になった枝に、朱色の実が鈴なりにぶら下がっている。柿の木は、山間地や田園地帯はもちろん住宅街でも、秋にはなくてはならない日本の原風景といえよう。柿はカキノキ科カキノキ属の落葉高木、…

湯水混合栓の水漏れ

[エッセイ 429] 湯水混合栓の水漏れ わが家の浴室に設置されているシャワーのついた湯水混合栓は、気にならない程度ではあるが少し水漏れしているようだった。試しに、蛇口の下に手桶を置いてみると、一晩で半分近く溜まっていた。およそ10年前に、近所…

第132回大島郡人会

[風を感じ、ときを想う日記](727)11/21 第132回大島郡人会 場所が変われば、雰囲気はがらりと変わる。幹事が変われば、進め方もずいぶん違ったものになる。わが東京大島郡人会は、山口県大島郡の旧4町の同郷人会が3年毎の持ち回りで幹事役を務め…

十一月の光

[風を感じ、ときを想う日記](726)11/13 十一月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・秋を代表する花、菊がいま見事に花開いています。日本の象徴である天皇家の御紋はその菊の花です。そういえば、パ…

旭水会‘15

[風を感じ、ときを想う日記](725)11/10 旭水会‘15 昨日は、年一回の会社OB会に参加した。旭水会と呼ばれているこの会は、現役時代それなりに活躍した人たちの集まりである。 ただ、一昔前とは事情が一変している。母体となる企業が、8年前に…

雨の立冬

[風を感じ、ときを想う日記](724)11/8 雨の立冬 朝からしとしとと雨が降り続いている。まるで秋雨のようだといいたいが、暦の上では今日から冬、まるで氷雨のようだと形容すべきかも知れない。わが家の庭のハナミズキは、残り少なくなった葉っぱを…

ザルギク

[風を感じ、ときを想う日記](723)11/4 ザルギク 10月も終わりに近いある日、川沿いの花畑で小さな菊の花を見つけた。コスモスもあらかた終わり、秋の花の端境期に入ったところなので、この日は新たな希望に遭遇した思いであった。 そういえば、毎…