十一月の光

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[風を感じ、ときを想う日記](726)11/13
十一月の光

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 ・・・秋を代表する花、菊がいま見事に花開いています。日本の象徴である天皇家の御紋はその菊の花です。そういえば、パスポートの表紙も菊の紋章で飾られています。

 その図柄に描かれている菊の花びらの数は、天皇家やパスポートのそれは、理想とされる16枚と決められているそうです。試しにと、50円硬貨のそれを数えてみたら、大きい方が15枚、中くらいのほうは14枚でした。格上の100円硬貨に、国花の桜が描かれていることから、あえて一歩引き下がったのかもしれません。

 菊の花言葉は、高貴、高尚、そして高潔だそうです。平凡、低俗こそ長生きのコツかもしれませんが、たまには高尚な趣味で秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょう。・・・

 菊は、園芸用として幅広く愛用されているが、切り花としても私たちを大いに楽しませてくれる。東北地方、とくに山形方面では、お浸し、酢の物、てんぷら、吸い物などなど、食用としても広く珍重されていると聞く。

 菊は、栽培技術の進歩によって、一年中楽しむことができるようになったが、やはり私たち日本人には秋の花が一番しっくりとくる。