2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

マドリードの街角で

[エッセイ 231](新作) マドリードの街角で 私の友人・小浜(仮称)夫妻は、昨年11月スペインとポルトガルを巡る延べ13日間のツアーに参加した。スペインのバルセロナから入り、イベリア半島を時計回りにポルトガルへ、そして再びスペインに戻ってマ…

安全入浴術

[風を感じ、ときを想う日記](241)1/29 安全入浴術 昨日放送の、NHKの長寿番組「ためしてガッテン―お風呂大変身!超快感・安全入浴術」を見て何度もガッテンした。その番組によると、入浴中に亡くなる人が1年間で1万4千人にものぼるという。なんと…

旧正月

[風を感じ、ときを想う日記](240)1/26 旧正月 今日、1月26日は旧正月である。私が子供のころ、餅をつくなどそれをお祝いする行事がまだ少しは残っていた。それがいまでは、知らない間に通りすぎていることが多い。テレビニュースで、中国の春節…

世代交代

[エッセイ 7](既発表 6年前の作品) 世代交代 横綱貴乃花が現役を引退した。彼は実力と人気を兼ね備えた史上比類のないスーパーヒーローであった。 貴乃花は、理想を追求するその姿勢から求道者や哲学者にも見えた。彼は力士に不可欠な強い精神力、高い技…

親友とゴルフ

[エッセイ 230](新作) 親友とゴルフ この関東地方には、いまも親しく付き合っている高校時代からの友人が何人かいる。そのうちの一人に、大変面倒見のいい現役の実業家がいる。もちろん人徳があってのことであるが、彼はいろいろな会の会長や幹事長をい…

伊豆のさくら

[風を感じ、ときを想う日記[](239)1/21 伊豆のさくら 大寒の日、お誘いを受けて温泉に一泊してきた。誘ってくれたのは、十数年前海外旅行でたまたま一緒だったあるご夫婦、落ち合う先は伊豆高原にある公営の保養所である。 現地、午後2時の約束だ…

寒の底

[風を感じ、ときを想う日記](238)1/19 寒の底 このところ、日差しがずいぶん明るくなってきた。そのはずである。日照時間は、冬至のときより25分近くも伸びているのだ。この長くなった時間、実はそのすべてが日没時刻の繰り下がりによるものであ…

1.15 、1.16 & 1.17

[風を感じ、ときを想う日記](237)1/17 1.15、1.16 & 1.17 昨日の朝伝えられた旅客機不時着のニュースは、アメリカ発としては久々にうれしいニュースである。 昨日1月16日早朝(現地時間15日夕刻)、乗客乗員155名を乗せたUSエアウェイズ…

発泡酒

[エッセイ 44](既発表 5年前の作品) 発泡酒 今日の新聞に、「ビール・発泡酒市場しぼむ」という記事が出ていた。ビールと発泡酒の両方を合わせた昨年の出荷量は、前年比6、3%の減少となった。発泡酒の増税や冷夏の影響はあるが、構造的にその需要が…

[エッセイ 43](既発表 5年前の作品) 餅 わが家では、朝食は今日も雑煮だった。餅が大好物なので雑煮を嫌がるいわれはないが、8日も続くとぼつぼつパンと牛乳が恋しくなる。 餅をついてお正月を迎える。日本の、古来よりの慣わしである。歳の暮れになる…

左義長

[風を感じ、ときを想う日記](236)1/14 左義長 午後から、近くの白旗神社で行われた「どんど祭」を見物にいった。どんど祭とは、正月のしめ飾りや門松、あるいは古くなったお札(ふだ)などを焼く神事である。正式には左義長(さぎちょう)と呼ばれ…

シクラメン

[エッセイ 229](新作) シクラメン いつのころからか、12月も半ばになると、シクラメンの鉢植えを買うのがわが家の恒例行事になった。どんな色にするか、買うときになっていつも迷ってしまうが、結局は真っ赤な色に落ち着いている。別名、「篝火花(か…

七福神ハーフラウンド

[風を感じ、ときを想う日記](235)1/8 七福神ハーフラウンド 昨日から、観光協会主催のスタンプラリー・七福神めぐりが始まった。今日午前中は晴れ間も出るというので、半分だけでも回りたいと思い早速出かけてみた。お参りしたのは、徒歩で回れる範…

七草の節句

[風を感じ、ときを想う日記](234)1/7 七草の節句 今日1月7日は、五節句の一つ、人日の節句である。この節句には、お祝いとして七草粥を食べることから七草の節句ともいわれる。七草とは、せり(芹)、なずな(ぺんぺん草)、ごぎょう(ははこぐさ…

寒の入り

[風を感じ、ときを想う日記](233)1/5 寒の入り 暮れの27日に帰省し、施設でお世話になっている母を見舞った。実家では、例年どおり一人で大晦日を迎えた。紅白では、秋元順子の歌に共感し、氷川きよしの涙にもらい泣きした。そして、元旦にはわが…