七福神ハーフラウンド

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[風を感じ、ときを想う日記](235)1/8
七福神ハーフラウンド

 昨日から、観光協会主催のスタンプラリー・七福神めぐりが始まった。今日午前中は晴れ間も出るというので、半分だけでも回りたいと思い早速出かけてみた。お参りしたのは、徒歩で回れる範囲の、布袋、恵比寿、福禄寿、それに毘沙門天の4ヵ所である。残りは3ヵ所のはずだが、当市の場合毘沙門天が2ヵ所あるので残りも4ヵ所である。

 この、全国どこにでもある七福神めぐりは、室町時代に京都で始まったらしい。当初は信仰対象も定まっていなかったが、それが江戸に伝わると七福神の顔ぶれも徐々に固まっていった。江戸幕府は、民生安定のためにこれを大いに奨励し、それが全国に広まっていったという。

 七福神がなぜこのようなメンバー構成になったのか、それぞれの神様のイメージがどのように形成されていったのかいま一つ定かでない。おそらく、庶民の願望が長い歳月をかけて少しずつ具現化されていったものであろう。

 巡礼は、四国八十八ヵ所の巡礼から町内の七福神めぐりまで多種多様である。人は、その過程で体内の毒素を吐き出し、外から多くのことを学び熟成させていくことができる。

 今年、私がまだお参りしていないのは、大黒天、寿老人、弁財天、それにもう一つの毘沙門天である。いずれも乗り物を使わないと回りきれないので、日を改めてゆっくりとお参りするつもりである。