2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

まんさく

[風を感じ、ときを想う日記](328)1/30 まんさく まさかとは思いつつ、あまりにも天気がよくて暖かいのでついそこまで足を伸ばしてしまった。わが家からおよそ40分、いくつかある散歩コースの中でも遠い方の部類に入る。お目当てのマンサクは、…

メガネの折損

[風を感じ、ときを想う日記](327)1/28 メガネの折損 昨日、今年初めてのゴルフに挑戦した。風は少しあったが、3月並みの暖かさだったそうで、気持ちよくプレーすることができた。なによりラッキーだったのは、地面がまったく凍りついていなかっ…

七福神めぐり 2010

[風を感じ、ときを想う日記](326)1/26 七福神めぐり 2010 江の島の、弁財天までの石段は、ずっと北向きで日も当たらない。午前中のまだ早い時間で人影もまばらなためか、足元から吹き上げてくる北風はことのほか冷たく感じられた。 例年なら…

弟のこと

[エッセイ 269](新作) 弟のこと 私には、11歳、12学年も離れた弟がいた。その弟が急逝して丸49年が経つ。先日、6歳違いの妹と、彼の五十回忌の法要を営んだ。本来なら、親戚まで呼ぶのが筋であろうが、菩提寺でお経をあげてもらうだけのささやかな…

冬のゴルフ

[エッセイ 6](既発表 7年前の作品) 冬のゴルフ 西高東低の気圧配置が強まり、冷気がすっぽりと日本列島を覆っていた。北西の風は雲やチリまできれいに吹き飛ばし、冬空は透明な深みを際立たせていた。そんなお天気の先週日曜日、久しぶりにホームコース…

新型インフルの予防注射

[風を感じ、ときを想う日記](325)1/22 新型インフルの予防注射 私が帰省している間に、かかりつけのお医者さんから新型インフルエンザの、予防接種の順番がまわってきたという電話があったそうだ。家内は、その日のうちに受けたという。 一息つい…

Uターン

[風を感じ、ときを想う日記](324)1/20 Uターン 例年、恒例にしている年末年始の帰省を、今年は弟の法要のために半月ばかり繰り延べた。先週の水曜日に帰省し、昨火曜日に帰宅した。この間ずっと晴天に恵まれたが、前半は凍えるような寒さ、そして…

ヒヨドリ

[エッセイ 268](新作) ヒヨドリ メジロが3羽、ツバキの花にたかって仲良く蜜を吸っている。そこへ、灰褐色の大きな鳥が鋭い鳴き声をあげながら割り込んできた。体長が2倍以上もある乱暴者の乱入には、メジロたちもそこを明け渡さないわけにはいかない…

交代劇

[風を感じ、ときを想う日記](323)1/9 交代劇 このところ、日本航空の経営再建問題がマスコミを賑わしている。戦後、ナショナル・フラッグとして日本の空に君臨してきた同社が、なぜこのような下降気流に巻き込まれてしまったのだろう。JALの不始末…

人日の初詣

[風を感じ、ときを想う日記](322)1/7 人日の初詣 予定どおり、新年の7日に寒川神社にお参りした。元旦に白旗神社別棟の毘沙門天にお参りしているので、今日のお参りは初詣とはいえない。それでも、わが家の慣例に従えばやはり「初詣」である。 空…

雨の大和路

[エッセイ 267](新作) 雨の大和路 旅の3日目は、雨の中を大和の山中に佇む3つの由緒ある寺社を訪ねた。 最初に訪れたのは、藤原家発祥の地・談山神社である。大化改新(646)につながる乙巳の変(645)の密談が行われたという多武峯山の麓にある。も…

一族勢ぞろい

[風を感じ、ときを想う日記](321)1/4 一族勢ぞろい 2日には、久しぶりに一族全員が自宅に揃った。4人の孫たちも大きくなり、和室でドッジボールを始めるなど一段とにぎやかになった。 普段2人しか住んでいないところに、その5倍の人数が寝泊ま…

年末年始

[エッセイ 5](既発表 7年前の作品) 年末年始 少年のころ、年末になるとどの家でも大掃除をした。お天気のいい日を見はからって、家じゅうの畳を上げ軒下に立てかけて天日干しにする。その間に、竹薮から切り出してきた笹の束で天井のススを払う。畳が上…

初詣

[風を感じ、ときを想う日記](320)1/1 初詣 お昼を食べてすぐ、近在の白旗神社に初詣に出かけた。元旦にそこにお参りするのは初めてのことである。スケジュールの都合で、年末年始の帰省を先に延ばし、自宅でお正月を迎えたためだ。 わが家の初詣は…