初詣

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[風を感じ、ときを想う日記](320)1/1
初詣

 お昼を食べてすぐ、近在の白旗神社に初詣に出かけた。元旦にそこにお参りするのは初めてのことである。スケジュールの都合で、年末年始の帰省を先に延ばし、自宅でお正月を迎えたためだ。

 わが家の初詣は、七草のころ寒川神社にお参りするのを慣例としている。参拝先を寒川にしたのは、それなりに由緒があり自宅から気軽にお参りできる場所にあるためだ。七草のころというのは、お正月に帰省で留守にしているためだ。もちろん、三が日の混雑を避けるのももう一つの大きな理由である。

 白旗神社の近くまで行くと、長い行列が国道まで大きくはみ出していているのが見えた。その列は鳥居をくぐり、石段を上って拝殿まで延々と続いていた。1時間くらいは並ぶ覚悟が必要なようだ。行列がもう一本、こちらはお札やお守りを買い求めるためのもののようである。

 寒空の下、行列はほとんど動いていない。結局並ぶのをあきらめ、例年どおり七草のころに寒川神社にお参りすることにした。ただ、せっかく来たのだからと、人影のまばらな別棟の毘沙門天にだけはお参りすることにした。

 ローカルな神社だから万が一にも人出で混雑するようなことはないだろうと、高をくくっていたのが甘かった。お正月に、どこにも行くところのない人などいくらでもいるのだ。