穏やかなお正月

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[風を感じ、ときを想う日記](548)1/3
穏やかなお正月

 今年のお正月は自宅でゆっくり過ごすことにした。永年、実家でお正月を迎えていたが、一昨年の七草の日に母が旅立って以来その意味がなくなった。今年も、三が日が明けてから帰省し、ご先祖様に挨拶させてもらう予定である。昨年暮れ、岩国空港が開港したので、帰省の足は飛躍的に便利になっている。

 この関東地方のお正月は、例年好天に恵まれる。今年も向こう一週間、天気予報に雨マークはほとんど見当たらない。そんな穏やかな元旦の昼下がり、近所の小さな神社に初詣に出かけた。少しは名の通った所にと思わぬでもなかったが、群衆の波に揉まれてまでお参りする気にはなれなかった。

 好天の続く昨日は、横浜の中華街に出かけた。子供や孫たちと会食をするためだ。例年なら、わが家に集まってにぎやかに一晩を過ごすのだが、たまには趣向を変えようと中華料理に舌鼓を打つことにした。日中関係は微妙な時期だが、ここ中華街ではそのかけらも感じられない賑わいだった。

 その中国や韓国との関係は、近来にないほど悪化している。それぞれが突っ張り合い、いまや抜き差しならない膠着状態にある。ところが、お互いの主張がそのまま通ることはありえず、悪い状態が長引けばマイナスだけが大きくなっていく。トップの交代が確定したいまが突破口を開くチャンスである。

 今年こそ、ここ数日のお天気のような穏やかな関係を築いてほしいものだ。