2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

通り雨

[風を感じ、ときを想う日記](185)7/28 通り雨 このところ、夕方のニュースは連日北関東の雷雨を伝えている。映像も、降雨量の数値も、ただの夕立ではない。先日は、熊谷で直径2センチを超えるヒョウまで降ったという。首都圏の水がめにあたるこの…

祇園祭

[エッセイ 215](新作) 祇園祭 32基ある山鉾のうち、29基が重要有形民俗文化財だという。先頭の長刀鉾や5番目に登場する函谷鉾は、重さ10トンにも達するそうだ。圧巻は「辻回し」という方向転換である。これらの”重量”文化財は自力では方向を変え…

たいしょ

[風を感じ、ときを想う日記](184)7/22 たいしょ 下駄の寸法は、7寸7分が一番おなじみだそうだ。雪の上を下駄で歩くと、二の字二の字の跡がつく。そんなわけで、7月22日は下駄の日だそうだ。全国木製はきもの業組合連合会という団体が、下駄の…

夏本番

[風を感じ、ときを想う日記](183)7/20 夏本番 昨日から「土用」に入った。明日は「海の日」、そして明後日は「大暑」にあたる。こう並べてみると、暦の上からも夏が本格的にやってきたことが理解できる。 今日も、朝からぎらぎら輝く太陽が照りつけ…

梅雨明け?

[風を感じ、ときを想う日記](182)7/18 梅雨明け? 関東では、例年なら7月の中旬は梅雨の末期に当たる。下手をすると集中豪雨に見舞われる時期である。ところが、今年は連日暑い日が続いている。梅雨というのにお湿りがほしいくらいである。この調…

ユリ

[エッセイ 214](新作) ユリ わが家の近辺では、もう一ヵ月近くもユリの花が咲いている。もちろん、同じ茎に同じ花が咲きつづけているわけではない。花の色や形はもとより、大きさや咲いている場所も少しずつ変わってきている。 毎年、季節になると新聞…

パソコンのトラブル

[風を感じ、ときを想う日記](181)7/12 パソコンのトラブル 私の、いままで使ってきたパソコンがついにダウンした。スイッチを入れると、開きかけるが途中で止まってしまう。どうしても完全に使えるところまで行き着くことができないのだ。まったく…

雨の七夕

[風を感じ、ときを想う日記](180)7/7 雨の七夕 本来の七夕の日なのに、さすがに空いていた。雨、月曜日、それも10時になったばかりのいわば早朝の時間帯である。露店など、まだ準備中であった。 昨年に続き、今年も平塚の七夕見物に出かけた。洞爺湖…

独立記念日

[風を感じ、ときを想う日記](179)7/4 独立記念日 イギリスの植民地であったアメリカは、1776年の今日独立を果たした。独立宣言は、ペンシルベニア州の議事堂で行われた。そこに、独立に参加した13の州の代表が集まり、独立宣言に署名したという…

湖水地方

[エッセイ 102](既発表 3年前の作品) 湖水地方 わが家のリビングルームには、ピーターラビットの縫いぐるみが2体飾られている。スカイブルーのチョッキを着て、人参を手にしたあの野ウサギである。いずれも、ある信託銀行で預金したときにもらったも…

ロンドン

[エッセイ 100](既発表 3年前の作品) ロンドン 私がまだ、若手といわれていたころの東京・丸の内がこんなふうであった。一つひとつのビルがみな大きくて風格があり重量感に満ちていた。手間とお金がかかっていそうで、庶民には威圧感さえ感じさせた。…

イングランド

[エッセイ 99](既発表 3年前の作品) イングランド ひつじが1っぴき、ひつじが2ひき・・ひつじが999ひき。観光バスに乗り合わせたツアー客みなが、心地よい眠りへとおちていった。願わくは、運転手だけには羊が眼にはいらないようにしてほしい。ロ…

いずれあやめか、かきつばた

[エッセイ 213](新作) いずれあやめか、かきつばた 梅雨もやっとそれらしくなりはじめた6月の半ば、雨をながめていてふと忘れものに気がついた。今年はまだ、アヤメのたぐいを愛でていなかったのだ。つゆの晴れ間を待って、伊勢原のあやめの里を訪れた…