[風を感じ、ときを想う日記](1252)4/19
ボタン満開
ご近所の庭では、ボタンの花が満開になっている。根元部分は一本のようだが、枝分かれした先には何輪もの大きな花がついている。垣根越しに見せる真っ赤な花は、その艶やかな姿を通りがかりの人にこれ見よがしにと披瀝している。 “絢爛豪華”のイメージを絵に表わすとすれば、このような情景になるのだろう。
そうだ、この花はちらっと見るだけでなく、もう少しじっくりと楽しむべきだ。かくして、本格的な都市型公園である長久保公園へと向かった。ここには何種類ものボタンが植えられている。現地では、期待どおり色とりどりのボタンが、ちょうど満開をむかえていた。やはり花の王様だけのことはある。
その公園は、多種多様な花々で埋め尽くされていた。うれしいことに、もう終わったと思われていたソメイヨシノまでがまだ残っていた。さらにうれしかったのは、その上空を鯉のぼりが泳いでいたことだ。そして、その足元を華やかに飾っているのが、チューリップやツツジたちだった。
それにしても、今年は花の時期が集中しているようだ。例年なら、といっても近年だが、早春にサクラを楽しんだ後でほかの花を楽しむというのが慣例になりつつあった。それが、今年は大部分が4月上・中旬に集中している。開花のタイミングをもう少し分担してもらえると、花の愛好者も助かるというものだ。
次の出番はフジの花だろうか。満開まで数日のところまで迫っている。