二宮せせらぎ公園

 

風を感じ、ときを想う日記(1189)5/28

二宮せせらぎ公園

 

 手帳のスケジュール表を見ると、今日の日曜日は久し振りに空欄になっていた。過ぎ去った直前の一週間は6日間が予定で埋まっていたのに比べ、これからの一週間は3日分にしか予定が入っていない。久し振りに、のんびりとした気分で散歩にでも出かけ、野に咲く花々に親しむことができそうだ。

 

 ところが、天気予報を見ると、明日以降はずっと雨となっており、そのまま梅雨に入るかもしれないとさえいわれている。6月になったら、二宮せせらぎ公園に行くつもりでいたが、雨続きではチャンスを逸することだってあるかもしれない。早過ぎを覚悟で、すぐにでもそちらに足を運んでみることにした。

 

 現地に行ってみて驚いた。なんと、お目当てのハナショウブは満開だった。そこでは、新しい花が咲きやすいようにと、係の方2人が咲き終わった花びらをもぎ取っている最中だった。なんと、ここの花は一週間以上も前から咲いていたそうだ。お陰で満足いくまでハナショウブを楽しむことができた。

 

 それにしても、今年は花々の開花が飛び抜けて早い。ウメ、サクラに始まって、あらゆる花が10日前後も早く咲き始めている。ここを訪れた記録を見ても、過去6年間で6月6日前後に集中しており、5月に訪れるのは初めてである。

 

 古来より、“いずれがアヤメかカキツバタ”といった熟語があるが、ここは“花はやっぱりハナショウブ”と続けて短歌風に括りたいと思う。