Uターン

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[風を感じ、ときを想う日記](324)1/20
Uターン

 例年、恒例にしている年末年始の帰省を、今年は弟の法要のために半月ばかり繰り延べた。先週の水曜日に帰省し、昨火曜日に帰宅した。この間ずっと晴天に恵まれたが、前半は凍えるような寒さ、そして後半は春のような暖かさだった。

 実家に帰ると、いつも雑草取りが待っているが、今回は除草剤を撒くことで勘弁してもらった。昨年の10月末にきれいにしたばかりであまり生えていないことと、草取りを始めると必ず腰痛がひどくなるためでもある。ただ、晴天続きなので除草剤の効果を見届けるところまでには至らなかった。

 昨日、ぽかぽか陽気の中を午後3時過ぎ、ANA機に乗るため広島空港に着いた。この日はJALにとって特別な日になるはずなので、そちらのカウンターも覗いてみたがなにも特別な動きはなかった。ただ、待合室でテレビを見ていたら、4時過ぎになって“会社更生法適用申請を正式決定”というメッセージが画面に流れた。目の前の、尾翼いっぱいに描かれた赤い太陽が落日に見えたのは、ただ夕日に輝いているためばかりではなかったようだ。

 羽田までのフライトはいたって順調だったが、横浜からの東海道線はサラリーマンの帰宅ラッシュにあたってしまった。昼間から残る暖気と人いきれで、わずか20分余りの間に汗だくになってしまった。