伊豆のさくら

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[風を感じ、ときを想う日記[](239)1/21
伊豆のさくら

 大寒の日、お誘いを受けて温泉に一泊してきた。誘ってくれたのは、十数年前海外旅行でたまたま一緒だったあるご夫婦、落ち合う先は伊豆高原にある公営の保養所である。

 現地、午後2時の約束だったが、お昼にはその付近までたどり着いた。まだ2時間近くあるので、ヒバリのマークのファミレスで昼食をとり、そのあと城ヶ埼に寄ってみた。伊豆大島を目前に臨む断崖絶壁で有名なあの国立公園である。

 久しぶりにお会いしたそのご夫妻とは、思い出話が弾みにはずんだ。昨日の午後2時から今日の昼前まで、夕食や朝食、それに3時間ばかりのカラオケタイムをはさんで延べ10時間近くも続いた。それでも終わりそうにないので、次回への繰り越しを約して打ち切ることにした。

 それにしても、ここの施設は気軽に利用できる点できわめて魅力的である。こぎれいで、設備もひととおり揃っている。豪華とはいえないまでも食事も決して悪くない。それになにより、料金が安いのが魅力的である。下手に街中で会食するより、時間がたっぷりとれる分お得である。

 寒の底というのに、伊豆では春がすぐそこまで来ている。途中で立ち寄った熱海海浜公園では、早咲きの「あたみ桜」が七分咲きにまで達していた。

※写真、上は城ヶ埼の絶壁
     下は熱海海浜公園の「あたみ桜」