旭水会‘15

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[風を感じ、ときを想う日記](725)11/10
旭水会‘15

 昨日は、年一回の会社OB会に参加した。旭水会と呼ばれているこの会は、現役時代それなりに活躍した人たちの集まりである。

 ただ、一昔前とは事情が一変している。母体となる企業が、8年前に他の複数企業と経営統合し、私たちOB会の存立基盤が表面上消えてしまっているのだ。それでも、当初のうちは会社も旭水会に対してそれなりに面倒を見てくれていた。しかし、時間の経過とともに縁もうすくなり今は他人同様である。

 そんなことから、会員の新規入会は途絶えて久しく、反面、今いる人たちは高齢化して一人また一人と欠けていく。ちょうど、私たちの同郷人の会と同じような事情を抱えているわけである。

 会員数は、昨年の総会のときが91名、それが今年の総会時には74名に減っていた。他界された方のほか、健康上の理由で会員としての活動が難しくなった人も含まれている。年齢順に並べられた名簿の私の順番は38番目、昨年が45番目だったので序列だけは順調に上昇し続けている。

 この日、代々木の会場には24名が集まった。昨年が25名だったので参加者の減少幅は最小限にとどまっている。数が少なければ、中身は当然濃くなる。かくして、予定時間はあっという間に過ぎていった。

 来年も、一人も欠けることなく同じ顔触れが揃うことを願うばかりである。