十月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](928)10/25

十月の風


 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 

 ・・・秋になると、クレーンに吊された巨大な鍋が、季節の話題としてニュースに登場します。山形市内の河川敷で催される「日本一の芋煮会フェスティバル」の様子です。

 

 芋煮会とは、屋外に里芋汁を用意し、仲間同士みんなでいただく秋の行事です。大きな鍋に水が張られ、具材が次々と投げ入れられていきます。牛肉、里芋、コンニャク、そしてネギ。白菜やごぼうに大根、それに豆腐も入れられます。それらが煮えたころ、最後に醤油で味付けされます。牛肉でなく豚肉、醤油ではなく味噌味の地方もあります。


 秋の収穫を祝い、みんなで労をねぎらいあうために東北地方で始まった行事です。ストレス解消に、人間関係の改善や強化に、皆さんも試してみられてはどうでしょう。・・・


 玉石が敷き詰められたような河川敷で、色づき始めたあたりの景色を眺めながら、のんびりと芋煮を味あうのは非日常の極みといっても過言ではあるまい。しかし、今年は台風の襲来が続き、河原も大きなダメージを受けたようだ。


 材料となる野菜類も、また厳しい試練にさらされた。今年に限っては、芋煮会のありかたにも新たな工夫が必要かもしれない。