[風を感じ、ときを想う日記](926)10/13
台風19号
前回、関東を襲った台風15号は、千葉県に甚大な被害をもたらした。今回の台風19号は、それと同じルートをたどりながら日本本土に迫ってきた。その中心は、さらにわが家の近くを通りそうだ。しかも、大きさは前回とは比べものにならないほど巨大で、強さも史上最強になるだろうと予想されていた。
報道によると、このあたりを通過するのは土曜日の午後9時ごろになりそうだ。しかも、ルートは当初予報より左にずれて、神奈川県の内陸部を通過することになり、わが家は台風の右側に位置することになる。右利きの台風襲来には、最悪の被害を覚悟しなければなるまい。
お風呂や夕食は早めに済ませ、水や懐中電灯など準備すべきものはすべて整えた。その上で、各地の被害状況をテレビで見ながら、台風が接近してくるのを身構えて待った。雨脚も、風の音もいよいよ強くなり、恐怖さえ覚えるようになってきた。やるべきことはすべてやり尽くしたのであとは寝て待つだけだ。
一夜明け、家の周りを点検してまわった。ちぎれた葉っぱが山のようになっている。しかし、建物に損傷は見られない。片付け仕事を終えて、散歩がてら町内を見て回った。いずこも葉っぱで一杯だった。しかし、カワラなどの建物の破片や、道具類のこわれたものは一切目にすることはできなかった。
みんなの準備が完璧だったことの証しだろうと前向きに評価しているところだ。