大島郡人会 ‘19

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[風を感じ、ときを想う日記](936)12/2

「大島郡人会 ‘19」


 足下に首相官邸と国会議事堂が見下せる。その右前方には、水を満々と湛えたお堀と紅葉し始めた皇居の森が広がっている。目を左に転じると、雪をいただいた富士山がきらきらと輝いて見える。この、日本初の超高層ビルである霞が関ビルの35階に立つと、日本のすべてが見渡せるように思えてくる。


 ここで、第136回目の大島郡人会総会が開かれた。参加者は、ふる里の町長や在京の来賓も含めて71名、こうした会としては一番手頃な人数である。参加者のほとんどの人と挨拶を交し、近況を語り合える余裕があるからだ。もちろん、ふるさとの味・茶粥もいつもどおり味あうことができた。


 ところで、今回の総会議事で一番の主要テーマは組織の大幅改編である。並列的に存在する4つの町人会を統合し、会の名称も現在の町の名前にあわせるというものである。いままでの経緯は、エッセー534「東京東和町人会 ’19」に詳しく記載したとおりである。


 実情は、参加者全員が身にしみて判っている。議論するとしても、それをどう打開していくかの方法論だけである。当然、一部に異論もあったはずだが、事務局提案のとおりあっさりと了承された。あとは、言い尽くされた言葉だが、いかに前向きに具体化し実行していくかだけである。


 次回、新しい姿に生まれ変った会の総会が楽しみである。