サルスベリの枝切り

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[風を感じ、ときを想う日記](997)10/30

サルスベリの枝切り

 

 庭に植えられているサルスベリの小枝をすべて切り落とした。来春になって、中太の枝から新しい芽を出し、夏には美しい花を咲かせてもらうためだ。例年は、11月の下旬あたりに行っているが、今年は早めにばっさりやることにした。いまが落葉の真っ最中で、その始末に手を焼いていたためだ。

 

 切り落とす枝は、中太の枝の先端の細長い小枝である。直径1センチ程度、長さは1~2メートル、全部で100本くらいはある。小枝は春に芽を出し、夏の間およそ100日間赤い花を咲かせる。百日紅と名付けられたゆえんである。今は、花もあらかた終わり、黄色く変色した葉っぱがはらはらと散っている。

 

 ところで、この記事を書き始めて、はたと手が止まった。枝を切ることを、端的になんといったらいいのだろう。“枝打ち”、“枝はらい”、“枝おろし”あるいは“枝剪定”どれが一番当てはまるのか、すっかり迷ってしまったのだ。

 

 枝打ちとは、林業作業で材木用に育てている立木の枝を切ること。枝払いとは、製材作業で切り倒した木材の枝を切り落とすこと。そして枝おろしとは、植木屋が太くなった植木の枝をばっさり切り落とすこととして使われているようだ。結局、よく分からないので“枝切り”と書くことにした。

 

 小枝が切り落とされたわが家の百日紅は、すっかり裸になってしまった。これから、冬はゆっくりと休み、来年の発芽、そして開花に備えてほしいものだ。