十六夜

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[風を感じ、ときを想う日記](41)10/8
十六夜

 今年の中秋の名月、つまり陰暦の8月15日は太陽暦の10月6日にあたった。しかし、台風2個と秋雨前線が合体し、とんでもない大嵐になってしまった。月見などという風流は、どこかへ吹き飛ばされてしまった。

 一転、10月7日は台風一過の快晴となった。この日は、陰暦でいう十六夜(いざよい)にあたる。吸い込まれそうな真っ暗な宇宙に、まんまるなお月さまがこうこうと冴えわたっていた。
 
 月齢は、厳密にいうと1日や2日ずれることがあり、陰暦15日が必ず満月になるとは限らない。これは、地球や月の周回軌道が楕円形のためである。さいわい、今年は1日うしろにずれ、陰暦8月16日、つまり太陽暦の10月7日が満月となった。

 昨夜は、名実ともにフルムーンであったわけだ。