ぬれ落ち葉とぬれ鼠

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[風を感じ、ときを想う日記](671)12/2
ぬれ落ち葉とぬれ鼠

 ここ数日は、晴れと雨が交互にやってくるまさに日替りのお天気だった。昨日は雨の番に当たっていたが、夕方からは晴れるだろうという予報だった。ところが、お昼過ぎになると、空を覆っていた黒い雲はすっかり吹き払われ、まぶしいばかりのお天道様が師走の小春日和を演出しはじめた。

 こんなにいいお天気なら、暖かいうちにウォーキングにいってきた方がよさそうだ。わが家の垣根から散らかったサザンカの花びらが気にはなったが、掃き掃除は後回しにしてとにかく出かけることにした。まだ、地面は湿ったままで、濡れ落ち葉や濡れ花びらをかき集めるのも楽ではなさそうなので・・。

 道には落ち葉が散乱し、公園脇にはそれの吹き溜まりができていた。濡れ落ち葉で足を滑らせないよう気をつけながら、それでもなるべく大股で、運動効果を高めようと一生懸命歩いた。しばらくすると、おでこにポツンと一粒冷たいものが当たった。空はいつの間にか真っ黒になっていた。

 わが家から10分くらいの所でとうとう雨になった。そういえば、雨は夕方まで降るという予報だった。あの晴れ間は単なる雲の切れ間だったのだろうか。すぐに引き返した。雨はどんどんひどくなったが傘は持ってこなかった。

 結局、ぬれ落ち葉に足をとられながら、ぬれ鼠になってやっとの思いでわが家にたどり着いた。

写真は、
突然輝きはじめたお昼過ぎのわが家のカエデ。