十一月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](667)11/10
十一月の風

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 ・・・1620年、102人の清教徒が新大陸に渡りました。上陸したのは、ボストンに近いプリマスというところです。彼らは先住民の協力を得てこの地で農業を始めました。

 しかし、新大陸の冬は厳しく、彼らの約半数が病気に倒れていったということです。それでも、なんとかその逆境を乗り越え、次の年には収穫の秋を迎えることができました。

 彼らは、初めての収穫を神に感謝する一方、助けてくれた先住民たちを招いて3日間もご馳走をふるまったということです。これが、毎年11月第4木曜日に行われる「感謝祭(Thanksgiving Day)」の始まりといわれています。

 日本の感謝祭は11月23日、この機会に勤労と収穫について考えてみてはどうでしょう。・・・
 

 日本の感謝祭の原点は新嘗祭である。天皇がその年の新穀を初めて天地の神々にささげ、ご自身も召し上がる宮中の祭儀である。飛鳥時代に始まり、一時中断したが元禄時代に復活した。明治6年からは国民の祝日ともなった。昭和22年に勤労感謝の日と改称され趣旨も一部改変されて今日に至っている。

 勤労を尊び、秋の収穫を祝う、私たちにとって最も大切なお祭りである。


追記
 もし、お時間がありましたら、左上、「十一月の風」の上の空欄に「プリマス」と打ち込み、検索をクリックしてみてください。私が8年前に現地を訪問した時のエッセイとメイフラワー号鏡す罎亮楕大再現モデルの写真が出てきます。