突発性難聴の再発

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[風を感じ、ときを想う日記](666)11/6
突発性難聴の再発

 それを感じたのは週明けの月曜日、朝起きたときから例のいやな症状が感じられた。片方の耳が塞がれたようになり、その奥で低い鈍い音が「ウィーン」と響いている。どうやら突発性難聴が再発したらしい。

 いままでの経験から、発症2~3日が勝負と分かっていた。しかし、あいにくの休日で、耳鼻科はお休みである。“あいにくの休日”は翌日に尾を引いていた。その医院は大変な混雑で、順番が回ってきたのは結局お昼に近かった。

 「エッ。またなったの?」といわれながら機械の測定を受けた。やはり聴力は大幅に低下していた。検査するまでもなく、病んでいる方の耳の聞こえ方は、パソコンの小さなスピーカーで音楽を聞くようなものだった。

 いつものように3種類の薬を処方された。目まいを改善する薬が2種類、それに末梢神経の障害を改善する薬が1種類である。とにかく安静が一番ということなので、運動は散歩程度にとどめ、なるべくじっとするようにしている。

 それにしても、今回はだいぶ重症である。発症してから足掛け4日目、薬を飲みはじめて3日になるが症状はほとんど改善されていない。気分はすっかり滅入ってしまった。おまけに、外は台風の余波で雨になっている。

 気晴らしにとステレオをかけ、いま、あまりよくない耳で五木ひろしの演歌を聞いているところである。