’14 東和町人会

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](664)10/21
’14 東和町人会

 同郷人の会、東京東和町人会の総会が、一昨日の日曜日、東京の築地本願寺の講堂を借りて開かれた。50年前の、東京オリンピックの開会式の日を想わせる秋晴れに恵まれた。天はあくまでも高く、外気は暑くも寒くもない。会場を隅田川沿いの公園に移したいくらいの行楽日和でもあった。

 来賓には、ふる里の町長、同郷出身の県議会議長などそうそうたるメンバーがかけつけてくださった。ふる里在住の方々の活躍ぶりや、各地の現況などの紹介があり、参加者一同望郷の念をいっそう強くした。ただ残念だったのは、その参加者が昨年を大幅に下回ったことである。

 聞けば、個々の事情がたまたま重なって全体の減少に繋がったようだが、傾向として漸減は避けられそうにない。この同郷人会の母体である郷里の島の人口が、減少傾向にあることが大きく響いている。ピーク時の昭和23年が6万8千人、それがいまは1万8千人である。実に73.5パーセントの減である。

 いま、この会を盛り上げてくださっている方々は、そのピークの頃に生まれ育った人たちが大半である。その人たちが引退を余儀なくされ、新規供給が先細りを続ければ、その先にはおのずから限界がみえてくる。

 そんな実態にもかかわらず、私たちの同郷人会はいまも元気である。来年も再来年も、さらに素晴らしい総会が待っているはずである。