秋の曲がり角の四日間

イメージ 1

風を感じ、ときを想う日記(762)9/8
秋の曲がり角の四日間

 昨日7日は、二十四節季でいう白露にあたっていた。立秋を過ぎ、処暑も過ぎて、まるまる二節季分も通り過ぎていったのに、暑さは夏の盛りのままである。やはり、実質的な“処暑”は“暑さ寒さも彼岸まで”の22日まで待たなければならないのだろうか。

 明日、9日は重陽節句、陽数の極まる九が二つ重なる日として、中国では一年で一番おめでたい日とされているそうだ。他の陽数の重なる日、例えば3月3日、5月5日あるいは7月7日などはそれにあやかって盛大にお祝いされているのに、この日はまったく見向きもされていないのが不思議である。

 そして明後日、10日は二百二十日にあたり、台風襲来の確率が二百十日に次いで一年で二番目に高い日とされている。今年の台風たちには、9号~11号の三兄弟にさんざん痛めつけられたが、最新の13号は途中で腰砕けとなって、大きな被害からは免れられたようだ。

 さらにその翌日、9月11日は、15年前の2001年にニューヨークで大惨事の勃発した日である。日本と直接は関係ないまでも、“9,11”は以降の国際社会に大きな後遺症をもたらした日である。

 こうしてみてくると、例年ほとんど同じころにやってくるこの数日間は、秋の大きな曲がり角の四日間ということになる。