処暑の先取り

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[風を感じ、ときを想う日記](867)8/20
処暑の先取り

 先週の週末2日間は、気温も湿度も低く、からっとした陽気になった。朝のうちは、なにか羽織っていないとじっとしていられないほど涼しかった。「処暑」までには数日を残しているが、それを先取りした格好である。長~い長い暑さにうんざりしていただけに、ほっと一息つけたところである。

 昨日、気温は30度を大きく下回り、湿度は30%を切ったという。その快適な陽気に促されて、家中の窓を開け放ち、カラッとした空気に入れ替えた。畳は歩くたびにサラサラと音を立て、洗濯物は早い時間にカラカラに乾いていた。久しぶりに天日干しした布団類は、大きくフワフワにふくらんでいた。

 このところ、台風が連日のように発生し、シーズンはまだ始まったばかりだというのにもう20号にまで至っている。台風シーズンのピークとなる二百十日はまだ10日も先である。過去の年間記録では、昭和42年の39個が最高だというが、それをも上回る最悪の状況になるかもしれない。

 先週末の2日間は快適に過ごせたし、3日目の今日月曜日も湿度は高めながらエアコンの世話にはならなくて済みそうだ。ただこの先、台風が続々と襲来し、暑さもぶり返してきそうなので当分気は抜けそうにない。それでも、朝の来ない夜はないように、終わりのない夏はないはずである。

 長かった猛暑とのお付き合いも、やっと先が見えてきたようだ。