処暑

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[風を感じ、ときを想う日記](984)8/23

処暑

 

 今日は朝から曇りがちで気温も低かった。夕方には雨も降り出すという。いままで暑くてできなかったことを、この際一気に片付けておこうと考えた。といっても、午前中の散歩と屋外の掃除くらいである。

 

 それらを手早く済ませ、お昼は天ぷらそばをいただいた。それなりに満足して、後は昼寝と決め込んだ。ふと、なにかの気配に目が覚めた。にわか雨だ!飛び起きて、窓際に干してあった洗濯物を片付ける一方、家中の窓を閉めて廻った。それにしても、すごい勢いのにわか雨だった。

 

 そういえば、雨はいつ以来だろう?こんなに涼しいのは何日ぶりだろう?過去の記憶をたどってみた。雨は7月下旬の梅雨明け以来、最高気温が30度に届かなかったのは8月に入って初めてのようだ。

 

 思いを巡らせていたら、今日は「処暑」だった。ものの本によると、涼風が吹き、暑さが後退し始めるころとある。この夏は、長い梅雨に悩まされ、それが明ければ、今度はかんかん照りと記録的な暑さにうんざりさせられた。やっと今日、一息つけるころまでたどり着いたということになる。

 

 これで、夏は終わり秋へと向かうのだろうか。コロナにさんざん振り回された子供たちも、明日から新学期が始まるようだ。過ぎてみれば、お祭りなど夏の楽しみはなにもなかった。ただ暑いだけの夏だった。