この暑さ、いつまで続く?

[風を感じ、ときを想う日記](1205)8/24

この暑さ、いつまで続く?

 

 今日も、強い日射しを受けて気温はぐんぐんと上がってきた。おまけに湿度も高く、依然真夏の蒸し暑さが続いている。これから一週間先でも、まだ35度前後の暑さが続くと予報されている。この暑さ、なんと北海道まで及んでいるという。一体、いつまで真夏の暑さが続くというのだろう。

 

 一方、屋外では夕闇が迫ってくると虫たちが一斉に合唱を始める。彼らは暦など持ち合わせていないはずなのに、この時期になると律儀に涼しげな鳴き声を上げ始める。そういえば、昼間の蝉の声だって微妙に変化してきている。あの、耳を塞ぎたくなるほどうるさかったクマゼミに代わって、軽やかなツクツクボウシが美声をひびかせるようになっている。

 

 花たちだって同じだ。夕方になると、白い頬をピンクに染めるという酔芙蓉が美しい花を付け始めた。五弁の芙蓉の花から八重咲きの酔芙蓉へと着実にバトンタッチされているわけだ。そういえば、わが家のサルスベリの花だっていつの間にか最盛期を過ぎ、つややかさを失いつつある。

 

 暦は、そんな世間の動きと歩調を合わせるように、秋へと着実に歩みを進めている。昨日は、「処暑」と呼ばれる季節の区切りに至った。暦の上では、生きものは等しく暑さから解放される時節になっているわけだ。暑さも、もうぼつぼつ自身の身の“処し方”をわきまえてもらわなければならないときである。