九月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](529)9/7
九月の風

 私たちの町内には、ゆうゆうクラブという高齢者の会がある。そのメンバーには、毎月初めに「ゆうゆう通信」というお知らせが配られる。
 
 今年度から、そのイントロ部分の執筆を担当させてもらっている。そこに掲載される時候の挨拶は、いわば私の季節感を表現したものといっていい。もちろん、高齢者へのエールに一番の力点を置いていることはいうまでもない。

 配布が終わった後、少し間をおいて「○○月の風」としてこの欄でも紹介させてもらっている。
九月の風では、とくに季節の変わり目にポイントを置いて書いてみた。

         ◇    ◇    ◇

 朝、純白だった八重の花が、夕方には桃色に染まる。過ぎゆく夏を惜しむように、いま酔芙蓉がその命の限りを燃やし尽くそうとしています。

 今年は例年になく暑い夏でした。それでも、九月の声を聞くとともに、さすがの暑さもやっと峠を越えようとしています。ところが、ほっとするのも束の間、今度は夏の疲れが表に出てくるころです。とくに消化器系統は、冷たい食べ物や清涼飲料の摂りすぎで想像以上に弱っているはずです。

 スポーツの、そして読書の秋、なにをやるにも最後は体力がものをいいます。夏の疲れを癒し、躍動の秋に備えてしっかりと体調を整えておきましょう。