胃の内視鏡検査

[風を感じ、ときを想う日記](1204)8/22

胃の内視鏡検査

 

 久し振りに胃の内視鏡検査を受けた。たしか3~4年ぶりのはずである。以前は、年一回の健康診断のつど一緒に受けていた。しかし、その医院の患者が増えたことと、コロナ騒動が重なってそれは省略されるようになってしまった。

 

 最近、世間の状況も少しずつ落ち着いてきたので、今回は健康診断とは別立てでやってもらうことになった。鼻孔に麻酔液を垂らして、その部分の感覚がなくなるのを待った。照明のついた内視鏡の管を、その鼻の穴から差し込んだ。喉を通るときちょっぴり抵抗を感じたが、比較的スムーズに難関を突破した。

 

 内視鏡は、食道を通り十二指腸の入り口まで一気に進んだ。検査は、帰りに各部位を丹念に調べるという。胃の内壁が、自身の意志とは関係なくグネグネと動いている。我ながら生命力のようなものを実感させられる。ところどころにポリープらしきものが散見されるが問題になるようなものではないという。

 

 点検しているうちに、一箇所だけ少しただれ気味になっているところがあった。以前にも見られたところだ。念のために細胞検査に廻しましょうと、その部分の細胞をちょっぴりつまみ出した。結果は2週間くらい後に判明するそうだが、毎回のことで、過去にそれで引っかかったことは一度もない。

 

 とくに苦痛があったわけではないが、やはりあまりうれしい経験ではない。あとは、“細胞検査も問題ありませんでした”という吉報を待つだけである。