カンテムス少女合唱団

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[風を感じ、ときを想う日記](759)8/2
カンテムス少女合唱団

 ハンガリーに、12~14歳の少女三十数名で構成する国際レベルの合唱団がある。同国北東部の県都、ニーレジハーザ市のコダーイ音楽小学校で生まれた合唱団だそうだ。1992年以来毎年のように来日し、日本各地で公演している。今年も、7月22日から全国13カ所で公演を続けている。

 その神奈川県内での公演に、孫娘の学校の少女合唱団も参加し、歓迎演奏として独自に3曲を披露した。歓迎演奏は、他にも2校が参加しそれぞれ数曲を演奏した。私たちは、この機会とばかりに、父母姉妹はもとより、父方・母方双方のジジ・ババも応援に駆け付けた。そんな人たちが大半だったのだろうか、この日の客層は極めてバラエティーに富んでいた。

 その合唱団の演奏曲目は、モテット(宗教音楽の一種)、アヴェ・マリアハンガリーの歌、それに日本の歌など約70曲のレパートリーの中から、その時の状況に合わせて選曲されるという。十代前半の少女たちとは思えない立派な体格をしており、レベルも期待以上に高く感動的な演奏だった。久しぶりに、透き通った歌声を聴かされ、心が洗われる思いだった。

 それにしても、プログラムの構成から、孫娘たちの歓迎演奏は体のいい前座といってもよかった。また、聴衆の顔ぶれをみると、大半が歓迎演奏にかかわる親族のようで、客寄せパンダとして利用されたと思えなくもなかった。