合唱部の発表会

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[風を感じ、ときを想う日記](838)2/24
合唱部の発表会

 孫娘の通う高校の、女子生徒だけで編成された合唱部の発表会があった。場所は武蔵小金井の有名ホールだが、わが家からは2時間近くもかかり、しかも夜の時間帯だった。しかし、こんなことでもないと、みんなで顔を合わせる機会など巡ってこない。そこで、高齢のジジババも思い切って出かけることにした。

 同じ思いだったのだろうか、もう一方の孫たち2人も駆けつけてくれた。併せて孫は2プラス2、それに主役の両親も含め合計8人で顔合わせすることになった。久しぶりに、一族の大部分がそろったことになる。やはり、このような機会は大切にしなければならないようだ。

 私立の中高一貫校なので、6学年にもわたる幅広い年齢層の女子が混在した合唱団である。しかし、どの娘も、十代の最も多感な世代の女の子たちである。若さに満ちあふれ、声量もたっぷりとある。マイクなど、もちろん必要ない。彼女らの、はじけるような肉声が、広い会場内の隅々にまで響き渡った。

 ピアノ伴奏で歌うときと、歌声だけを響かせるときがあった。どちらが良かったかといえば、余計な音のない方に軍配を上げたいくらいだった。新鮮な女の子の透き通った歌声は、それほどまでに人を引きつける魅力にあふれていた。

 天使の声にも似た女声合唱団のコーラス、久しぶりにみんなで一堂に会しての懇談、心が洗われ寿命が延びる思いの一夜であった。