梅雨明け間近

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[風を感じ、ときを想う日記](757)7/19
梅雨明け間近

 昨日は、この近辺ではまれにみる暑さだった。「藤沢市では33度にも達しました」。昼前の天気予報ではこんなコメントが流された。いつもは内陸部の温度と暑さぶりが報道されるのに、この日の午前中に限ってはちょっと様子が違っていたようだ。こんなことで当市の名前が出たのは初めてではなかろうか。

 そのとき、「東海地方から西は梅雨明けしました」という報道も同時になされた。外を見ると、空は晴れ渡っている。この調子なら、午後には関東地方も梅雨明け宣言が出されるのではなかろうかと考えていた。今朝も朝から晴れ渡り、気温も高いままだが、結局、梅雨明け宣言は当分お預けになるという。

 “花がてっぺんまで到達したら梅雨明け”といわれているタチアオイ(立ち葵)は、もうだいぶ前からその域に達している。一方、それと入れ替わるように開花を始めた同じアオイ科アメリカフヨウは、いまを盛りとその大柄な姿をひけらかしている。役者交代といわんばかりの派手ないでたちである。

この季節になると、かつては黄色いヒマワリくらいしか目にすることができなかったが、大型新人の登場によって街は華やぎを維持することができている。

 今年の梅雨の降雨は西日本に偏り、この地方ではそれらしい雰囲気を味わえないまま梅雨明けを迎えそうである。水不足の心配さえなければそれに越したことはないが、はたして希望通りうまく事が運ぶだろうか。