2016-01-01から1年間の記事一覧

七月のかおり

[風を感じ、ときを想う日記](756)7/12 七月のかおり 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・梅雨が明けると、その先には土用丑の日が控えています。「土用丑の日には、うなぎを食べて夏バテを防ごう」。平…

平塚の七夕まつり

[風を感じ、ときを想う日記](755)7/9 平塚の七夕まつり 今年の七夕の夜には、うかつにも夜空を見上げるのを失念していたようだ。この日はよく晴れあがり、天の川も、そしてそれを挟んで向かい合う織姫と彦星もよく見られたはずだった。しかし、日…

梅雨の晴れ間の花園めぐり

[エッセイ 443] 梅雨の晴れ間の花園めぐり 季節が夏に向かうあたりから、花の数がずいぶんと少なくなってきた。そんな端境期のような時期に、一度は足を運んでみたいと思うところが市内に二カ所あった。一つは、市の北部にある山野草中心の「藤沢えびね・…

外灯の蛍光灯電球

[風を感じ、ときを想う日記](754)7/3 外灯の蛍光灯電球 我が家では、門柱に取り付けてある外灯を、夜間には必ず点灯するよう気をつけている。そのねらいは、「今日も一日元気で過ごせたよ」と、わが身の動静をご近所の方に知らせる意味がある。そ…

月下美人

[エッセイ 442] 月下美人 ご近所の方から電話をいただいた。夕食を終え、一息入れているときだった。「いま、月下美人の花が開いているよ。もしご希望なら、なるべく早くいらっしゃい。あと30分もすれば萎んでしまうかもしれないよ」。“月下美人”、名前…

定期健康診断

[風を感じ、ときを想う日記](753)6/26 定期健康診断 前夜から、雨交じりの強風が吹き荒れていた。ひょっとすると、鉢植えのキュウリは吹き飛ばされているかもしれない。そんななんでもないことを心配しながら、夢うつつのうちに朝を迎えた。嵐は…

父の日

[エッセイ 441] 父の日 6月の第3日曜日は父の日だった。しかし、今年の父の日も、そのことについて特別意識することはなく平凡な一日を送った。ただ、たまたまこの日はゴルフのホームコースで、月例コンペが行われるというので、少し早めに起きてそれに…

雑草との戦い

[エッセイ 440] 雑草との戦い 郷里の、実家の宅地に雑草がたくさん生えているという。まさか!と、にわかには信じられなかった。昨年の春先、防草対策を施したばかりである。それも完璧に近いと考えていた。防草シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めてあ…

六月のかおり

[風を感じ、ときを想う日記](752)6/11 六月のかおり 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・梅雨空とともに、まもなく蛍の季節がやってきます。命の瞬きにも見えるあの青白い光は、私たちを怪しく魅了して…

梅・超不作

[風を感じ、ときを想う日記](751)6/9 梅・超不作 超不作といえば凶作という意味だが、「凶」という字は縁起が悪そうなので、できれば使いたくなかった。そこで、タイトルからだけでも外すことにした。 昨日、庭の梅の収穫を行った。もちろん、超不…

後援・葬儀社

[風を感じ、ときを想う日記](750)5/29 後援・葬儀社 「シロウレン」のグラウンドゴルフ大会に出ませんか?ご近所の方から、そう声をかけられた。市の労働組合連合会主催の大会?と勘違いしそうになったが、次の瞬間には市の老人会連合会の主催と…

三島スカイウォーク

[エッセイ 439] 三島スカイウォーク グラウンドゴルフの研修旅行の帰り道、新設の三島スカイウォークに立ち寄った。さっそく、大枚千円を払って橋に向かった。橋は通行人というより“入場者”で大変な混雑だった。雲が垂れこめ、足元からは強風が吹き上げて…

グラウンドゴルフ研修旅行

[風を感じ、ときを想う日記](749)5/17 グラウンドゴルフ研修旅行 研修旅行などというと聞こえはいいが、要するに、たまには別の場所でプレーしてみたい、できれば泊りがけで、といった動機で始まった一泊旅行である。50名が所属する町内のクラ…

日大のバラ園

[風を感じ、ときを想う日記](748)5/14 日大のバラ園 この時期になると、花を観賞するために例年大船植物園に出かけている。ゴールデンウィーク明けには、バラやシャクヤクが見ごろを迎えるので、この植物園の代表的な花たちをたくさん同時に堪能…

五月のかおり

[風を感じ、ときを想う日記](747)5/10 五月のかおり 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・5月5日の子供の日は、もとは端午の節句としてお祝いしていました。端午とは、月の最初の午(うま)の日を指し…

白旗神社のこいのぼり

[風を感じ、ときを想う日記](746)5/4 白旗神社のこいのぼり 昨日の憲法記念日のことである。天気予報によると、西日本から寒冷前線が近付いているという。地震で打ちのめされた熊本をさらに痛めつけ、近畿、東海を荒らしながら関東へと向かうとい…

初物づくし

[風を感じ、ときを想う日記](745)4/30 初物づくし あらゆるものが燃えあがるように、自然界ではいま、植物たちが一斉に芽を吹きだし始めている。これら新芽の多くは和え物に向いているようだが、タラの芽のようにてんぷらにするといっそうおいし…

山口県応援隊交流会’16

[風を感じ、ときを想う日記](744)4/24 山口県応援隊交流会‘16 この金曜日、今年で2回目となる山口県応援隊交流会という会合が開かれた。その趣旨は、郷里山口県の発展を首都圏からも応援しようというものである。参加したのは、同郷人の会や同窓会…

大相撲藤沢場所

[エッセイ 438] 大相撲藤沢場所 先日、大相撲の、地方巡業の一環である「大相撲藤沢場所」を見物してきた。1990年に始まり、歴史を重ねて今年で24回目になるという。入場料は決して安くはないが、一般市民の熱い支持を得て大盛況であった。入り口で…

四月のかおり

[風を感じ、ときを想う日記](743)4/8 四月のかおり 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・「天上天下、唯我独尊」。摩耶夫人の右脇から生れ落ちたとたん、七歩歩いて右手で天を指し左手で地を指してこう唱え…

チューリップ

[エッセイ 437] チューリップ 我が家のリビングルームに掛かっているカレンダーには、広大なチューチップ畑の写真が載っている。遠くに風車が見えるところをみるとオランダのようだが、国内にも似たような風景はたくさんある。もちろん、近所のちょっとし…

天気予報に振り回されて

[風を感じ、ときを想う日記](742)3/29 天気予報に振り回されて ご近所の仲間3人と、以前からゴルフに行く約束をしていた。私のホームコースでは、会員の誕生日祝いとして年1回特別に優待してくれることになっている。もちろん同伴者3人を含めて…

春の彼岸のお墓参り

[風を感じ、ときを想う日記](741)3/22 春の彼岸のお墓参り 二十日の日曜日は彼岸の中日にあたっていた。お墓参りには2、3日早めに出かけるつもりでいたが、スケジュールやお天気の都合で結局この日になってしまった。しかし、この日は朝から小雨…

三月の光

[風を感じ、ときを想う日記](740)3/18 三月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・川の土手では、もうすぐつくしんぼうが顔を出します。「つくしだれの子、スギナの子」などといわれますが、両者は親子…

慢性・突発性難聴治る

[エッセイ 436] 慢性・突発性難聴治る 昨年は、長い間あのいやな耳鳴りに悩まされ続けた。四六時中、耳の中で「ウィーン」という音が響き、その雑音と相まって聴力はぐんと落ちた。いつもは数日間で回復していたが、今度はとうとう慢性化してしまったよう…

ひな祭り

[風を感じ、ときを想う日記](739)3/4 ひな祭り ここ数日、春本番を思わせるような好天が続いている。ひな祭りをお祝いするにふさわしい穏やかな日和である。3月3日は別名桃の節句と呼ばれている。しかし、旧暦ならともかく今の暦で桃の花を期待す…

三浦の河津桜

[エッセイ 435] 三浦の河津桜 わが家の近辺に散在する河津桜は、いま、満開直前の最も美しい時期に差し掛かっている。単に桜を愛でるというだけなら、それらを眺めているだけで十分である。しかし、できればもう少しまとまったかたちで豪快に楽しみたい。…

花粉症本番

[風を感じ、ときを想う日記](738)2/22 花粉症本番 土曜日の夜は激しい雨が予想されていた。ただ、天気予報では、雨は夜半には上がり、翌日の日曜日はいいお天気に恵まれるだろうということだった。この分なら、久しぶりにホームコースの月例コンペ…

春一番と無風選挙

[風を感じ、ときを想う日記](737)2/15 春一番と無風選挙 昨日のバレンタインデーは大荒れの天気だった。暴風雨は土曜日の夜から始まり、日曜日のお昼ごろまで続いた。発達を続ける日本海の低気圧に向かって南風が吹き込み、真冬だというのに初夏の…

二月の光

[風を感じ、ときを想う日記](736)2/12 二月の光 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・満開の梅の古木に鶯が一羽、早春を代表する伝統的な絵画の一場面です。でも、そこに描かれている小鳥は、「チィッ、チ…