五月のかおり

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[風を感じ、ときを想う日記](747)5/10
五月のかおり

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 ・・・5月5日の子供の日は、もとは端午の節句としてお祝いしていました。端午とは、月の最初の午(うま)の日を指します。午は「ご」と読めることから「5」の日が注目されるようになり、さらに陽数が二つ重なる5月5日が特にめでたい日とされるようになりました。

 この節句では、床の間に鎧兜や武者人形を飾り、庭のポールにはこいのぼりを泳がせます。そして、菖蒲風呂に入り柏餅をほおばるのが習わしになっています。この行事は、男の子の健やかな成長と出世を願っての親心が形になってあらわれたものといわれています。

 端午の節句はなにも子供たちだけのものではありません。「還暦」の洗礼を受けて若返った私たちにとっても、この行事は互いの健やかさを確かめあう貴重な機会となります。・・・

 端午の節句五節句の一つである。五節句とは、陽数が二つ並ぶ日をめでたい日としてお祝いするものである。1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(しちせき)、そして9月9日の重陽(ちょうよう)である。1月は、本来なら1日とすべきはずだが、元旦と重なりあまりに恐れ多いということで一週間ずらしたようだ。