後援・葬儀社

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[風を感じ、ときを想う日記](750)5/29
後援・葬儀社

 「シロウレン」のグラウンドゴルフ大会に出ませんか?ご近所の方から、そう声をかけられた。市の労働組合連合会主催の大会?と勘違いしそうになったが、次の瞬間には市の老人会連合会の主催とすぐ理解することができた。

 そして、その市老連の大会の後援は、例によってあの葬儀社が名乗りを上げているという。通常なら、お昼の弁当や飲み物は自分で用意しなければならないが、この大会は賞品も含め後援者が用意してくれることになっている。そのため、自分の気持ちさえ割り切れれば、後援は大変ありがたいことである。
 

 実は、この大会は希望者が多く地区ごとに割り当てられた人数しか参加することができない。私も、数年前に一度チャンスをもらったことがあるだけで今回は久しぶりの参加である。そのとき、その葬儀社から示された意思は、暗黙のうちに“その節はよろしく!”といった程度だった。

 ところが、今回はかなり露骨だった。いろいろな場面にその社名が登場する。参加賞は、社名入りティッシュペーパーに会員募集のパンフレットが同封されていた。立派な景品が当るというアンケートには、“その時はどのようにしてもらいたいか”という本人の希望と住所氏名を書くようになっていた。

 私たち160名の参加者は、後援の意図を痛いほどよく理解している。それ以上は蛇足でしかなく、むしろ逆効果になってしまうのではないか。