七月のかおり

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[風を感じ、ときを想う日記](756)7/12
七月のかおり

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 ・・・梅雨が明けると、その先には土用丑の日が控えています。「土用丑の日には、うなぎを食べて夏バテを防ごう」。平賀源内とも、太田蜀山人が考案したとも伝えられるウナギ屋応援のキャッチコピーのおかげで、今年もたくさんのウナギが犠牲となることでしょう。

 そのウナギたちはいま、生息数を急速に減らし絶滅へとひた走っています。シラスに成長するまでの過程が解明されていないのに、その乱獲が止まらないのが原因のようです。もちろん、成魚をむさぼり続けることが根本原因であることはいうまでもありません。

 マグロのトロは、江戸時代には捨てられてさえいたといいます。この際ウナギのことはきっぱりと諦め、第二、第三のトロを探しあて育てることに精を出してみてはどうでしょう。・・・

 ところで、ウナギの完全養殖は本当に不可能なのだろうか。実は、6年前にそれに成功したと発表があった。ー?才颪鮨郵的に孵化、△修了撞獷鬟轡薀好Ε淵にそして成魚に育成、その成魚から精子卵子を取り出し人工授精、い修亮?才颪鰌朮修気鮫△悄△離汽ぅルを人工的に成功させたのだという。

 目処は立った。その技術の完成まで、もう少し辛抱強く待つことにしよう。